紫蘇を長期保存する方法とは?
冷奴やそうめんなどの薬味として、パスタや天ぷらなどさまざまな料理に欠かせない紫蘇。大葉ともいわれ、独特の風味と爽やかな香りは刻んでも、丸ごと使っても良いアクセントになる紫蘇ですが、スーパーなどで販売される時、1枚単位ではなく、5枚~10枚単位で売られており、余ってしまうという経験をしたことがありませんか?長持ちさせる方法を紹介します。長持ちさせて、色々な料理に活用してください。
余った紫蘇は長期保存で長持ち
冷奴やそうめん、パスタなどに添える薬味として欠かせない何かと重宝する紫蘇ですが、スーパーなどでは5枚~10枚と多い枚数がセットになって販売されており、使い切れず余らせてしまうという方も多いでしょう。そこで余った紫蘇を長持ちさせて、長期保存できる冷蔵、冷凍の保存方法をご紹介していきます。
保存しやすい新鮮な紫蘇の選び方
薬味として欠かせない紫蘇ですが、スーパーなどでは5枚~10枚程度セットで販売されていることが多く、薬味として使った後に余ってしまうことが多く困りますが、余った時には冷蔵もしくは冷凍で保存することが可能な野菜でもあります。冷蔵や冷凍で保存する際には、購入する時に保存しやすい新鮮な紫蘇を選ぶことが長持ちのポイントです。
長持ちしやすい美味しい紫蘇の選び方
スーパーなどに並んでいる紫蘇はどれも同じなのでは?と思われることがありますが、商品ごと品質に差があるもあり、良い紫蘇を選ぶことで長持ちにつなげることができます。美味しい新鮮な紫蘇の特徴は、①鮮やかな濃い緑でムラがないもの、②香りが強いもの、③みずみずしいもの、④葉がピンとしたハリがあるものです。
紫蘇がしなびかけた時の保存方法
保存しやすい新鮮な紫蘇の選び方を参考に、紫蘇を選んでも紫蘇の状態によっては、冷蔵庫で保存しているうちに、鮮度が低下してしてしまい大葉に元気がなく、しなびかけてしまうということがありますが、このように鮮度が落ちてしまっても、しなびかけた時にする方法で元気を取り戻すことが可能です。
氷水でみずみずしく
使わずに時間が経って元気がなくなってしまった紫蘇は、氷水に葉全体を約10分をほど浸しておくことで、茎から水を吸い上げ、葉の先まで水分が届き、ハリのあるみずみずしく美味しい状態にすることが可能です。水から出した後は、キッチンペーパーなどで葉の水分を拭き取れば完了です。
紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法
スーパーなどで購入した紫蘇は、購入時の状態によって品質は異なるものの、購入後に冷蔵庫で保存した場合でも、数日程度で鮮度が低下して、新鮮な状態の鮮やかな緑色から、鮮度の落ちた黒っぽい色になってしまいます。黒くなってしまうと、美味しく食べることが難しくなりますが、適切な方法で保存することで長持ちさせることができます。
1~3週間の長持ち
購入した後、購入時の状態で冷蔵庫で保存してしまうと、数日程度で鮮度が落ちてしまいますが、誰でも簡単にできる適切な長期保存方法で保存することで、数日程度しか持たなかった紫蘇が約1週間~3週間と大幅に品質の良い状態をキープすることが可能です。紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法を見ていきましょう。
紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法①:ビンで保存
まずご紹介する紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法は、「ビンで保存」する方法です。みずみずしくハリのある青々とした紫蘇が、鮮度がよく美味しいとされており、紫蘇の劣化の原因の1つに水分が減ってしまうということがあります。この方法は紫蘇の水分を保つことができて効果的です。また、紫蘇を保存する際には、購入後すぐの鮮度が低下する前に、保存することが重要です。
水分をキープ
ビンを使った紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法は、紫蘇が立つ適度なサイズのビンに茎の部分が浸る水を注ぎいれます。葉に水が触れないように茎を下にしてビンに挿しいれます。ラップや蓋などをして保存して3日に1度水を交換することで、1~3週間の長持ち保存が可能になります。
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紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法②:キッチンペーパーで挟んで保存
続いてご紹介する紫蘇を冷蔵庫で長期保存させる方法は、「キッチンペーパーで挟んで保存」する方法です。ビンで保存する方法が乾燥を防ぐためにもベストな方法ですが、ビンがない時に有効なのが、どこの家庭にも必ずと言っていいほどある、キッチンペーパーを使って水分をキープさせる方法です。
水分を保つことで長持ち
キッチンペーパーで挟んで保存する方法は、どこの家庭にもある普通のキッチンペーパーを水で湿らせて、束になった状態の紫蘇を乾燥しないように挟んで包み込みます。適度に湿らせ紫蘇を挟んだキッチンペーパーは、密封袋やタッパーなどに入れて保存することで長持ちさせることができます。
紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法
購入後冷蔵庫でそのまま保存する場合は、数日程度で鮮度が低下して黒くなってしまいますが、同じ冷蔵庫でも水分を保つ方法で保存することで長持ちするとご紹介しましたが、紫蘇は冷蔵庫だけではなく、冷凍庫でも保存することがが可能となっており、用途によって保存方法を選ぶことができます。
約1~3カ月の長持ち
購入後数日程度で鮮度が低下してしまう紫蘇ですが、適切な方法を施し冷蔵庫で保存することで1~3週間と長持ちさせることが可能ですが、冷凍庫の場合は冷蔵庫の倍以上の期間美味しく食べることが可能となっており、約1~3カ月も食べることができおすすめです。冷蔵庫で長期保存させる方法を見ていきましょう。
紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法①:刻んで密封袋で保存
まずご紹介する紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法は、「刻んで密封袋で保存」する方法です。紫蘇の葉は冷蔵保存では、数日程度で黒くなってしまい使うことができなくなりますが、冷凍保存の場合は、同じように色は黒くなってしまいますが、香りと栄養はそのままの状態で使用することができおすすめです。
刻んで使いやすい
紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法は、紫蘇を包丁を使ってざく切りもしくは、粗いみじん切りにします。刻んだ紫蘇を冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫に入れるだけで長期保存が可能になります。また、細かく刻まれていることで、さまざまなレシピの料理に使いやすくなっており、おすすめの保存方法です。
紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法②:タッパーで保存
続いてご紹介する紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法は、「タッパーで保存」する方法です。紫蘇の葉を低温で保存してしまうと、冷凍所以外を起こしてしまい黒っぽくなってしまいますが、タッパーで保存しても香りや栄養はそのままなので冷凍保存もおすすめです。
美味しく冷凍
紫蘇を冷凍庫でタッパーに入れて長期保存させる方法は、紫蘇を1枚ずつサッと水で洗い流して、水気をよく切って紫蘇同士が重なり合わないように、タッパーに敷き詰めるように入れます。後は冷凍庫に入れておき使う時に凍ったまま使うことができます。
紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法③:1枚ずつラップで包み保存
続いてご紹介する紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法は、「1枚ずつラップで包み保存」する方法です。この方法は、紫蘇の葉を1枚ずつラップで包み保存する方法で、他の方法と比べると手間はかかりますが、空気に触れにくく長持ちしやすくなるおすすめの方法です。
凍ったまま料理に使える
ラップを使った紫蘇を冷凍庫で長期保存させる方法は、1枚ずつサッと水で洗い流した紫蘇を、1枚ずつ丁寧にラップで包み、密封袋に入れて空気を抜き蓋をして保存します。1枚ずつラップで保存する必要があるため、手間がかかりますが、丸ごと1枚の状態で料理に凍ったまま使える便利な方法です。
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冷凍保存した紫蘇のレシピをご紹介
冷蔵庫で通常通りに保存した紫蘇は、一般的な料理のレシピ通りに使用することができますが、冷凍保存をした紫蘇は、冷蔵保存した紫蘇とは違い、栄養素や香りはそのままの状態ですが、色は元の鮮やかな緑ではなく、黒っぽくなってしまい料理に使うには見た目が悪いと感じる方も多いです。
レシピを見極めて活用
通常保存では、数日程度しか美味しい状態を保つことができない保存ですが、工夫して冷凍保存をすることで1か月以上の間美味しく食べることができる紫蘇。しかし冷凍保存をすると色が黒くなってしまい見た目を損ねてしまいます。そんな時には、見た目が気にならないレシピを見極めて料理に使うようにしましょう。
冷凍保存した紫蘇のレシピ①:おにぎり
先ずご紹介する冷凍保存した紫蘇のレシピは、「おにぎりです。おにぎりは具材のバリエーションが豊富で、中の具材を紫蘇に合うものにすることが可能です。また、紫蘇ならではの香りや味わいを楽しめるだけでなく、紫蘇には防腐・抗菌効果があるため、食中毒の予防にも役立てることができます。
いい香りのおにぎり
冷凍紫蘇を使ったおにぎりレシピは、①炊けたご飯に具材を混ぜ込みます。②具材と一緒に刻んだ紫蘇を混ぜ込みます。③通常のおにぎりと同様に握って完成です。混ぜ込むだけでなく、おにぎりの海苔代わりに紫蘇を1枚巻いても、香り高く美味しく食べられます。
冷凍保存した紫蘇のレシピ②:肉巻き
続いてご紹介する冷凍保存した紫蘇のレシピは、「肉巻き」です。紫蘇の爽やかな香りと豚ばら肉のジューシーさの相性が絶妙なこちらの料理はおかずにぴったりです。豚ばら肉の中に紫蘇を入れて加熱するため、見た目が気にならず紫蘇を活かせるおすすめのレシピです。
ご飯の進むおかず
レシピは①豚ばら肉のスライスを広げて、その上に紫蘇の並べます。②端から巻きつけてロール状にします。③塩コショウで味付けをして、食べやすい大きさにカットします。④脂を敷き火を通し、こんがりと焼きあげれば完成です。
冷凍保存した紫蘇のレシピ③:紫蘇にんにく醤油
続いてご紹介する冷凍保存した紫蘇のレシピは、「紫蘇にんにく醤油」です。材料が紫蘇、にんにく、醤油のたった3つだけで作ることができるこちらのレシピは、通常の醤油と同じように使っても良し、紫蘇を生かした料理に使っても良しの万能醤油です。
爽やかでコクのある醤油
紫蘇にんにく醤油のレシピは、①紫蘇10枚を芽を取りスライスしたにんにく1かけとともに、醤油75mlに漬け込みます。②冷蔵庫で1日寝かせて完成です。完成した紫蘇にんにく醤油は、パスタに使ったり、おにぎりに使ったりなど自由に使うことができます。
まとめ
紫蘇(大葉)の保存方法は?ということで、冷凍レシピや長期保存の方法、長持ちさせる方法をご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。天ぷらなどメインの具材として、冷奴やそうめんなどの薬味としてなどさまざまな料理に欠かせない、爽やかな香りが魅力的な紫蘇。
さまざまな料理に利用しやすい紫蘇ですが、量が多く余らせてしまいがちになり、数日程度しか日持ちしにくいという問題がありますが、正しい方法で冷蔵保存することで数週間、冷凍保存することで1カ月以上も美味しい状態をキープしたまま保存することが可能です。長期保存した紫蘇もさまざまな料理に利用可能なので保存をすることがおすすめです。ご紹介した情報が皆さんの参考になれば幸いです。