そもそも外付けhddとは一体どういうものなのか？
データを保存するために外付けhddを利用する方、多いですよね。そんな外付けhddも消耗品であり、いつかは必ず寿命がやってきます。ある日突然使えなくなってしまった、なんて経験のある方も少なくないでしょう。なぜ使えなくなってしまったのか、その原因について考えるため、まずは外付けhddの構造について解説していきます。
外付けhddの構造と故障が起こる理由
外付けhddにはプラッターと呼ばれる磁気ディスクが内蔵されており、ここにデータが記録されます。また、そのプラッターからアクチュエータと呼ばれる部分の先端にある磁気ヘッドを通して、データの読み込みや書き換えが行われています。レコード盤とプレーヤーのような関係というとイメージしやすいでしょうか。
外付けhddの故障は、データを保存するプラッターの表面が傷ついてしまったり、アクチュエータやプラッターの回転軸などに負担がかかり、構造が歪んでしまうことなどが主な原因となっているのです。当然、丁寧に扱っていても劣化は避けられません。
外付けhddの寿命はどれくらいなのか？
外付けhddの寿命は一般的に3-4年が目安であると言われています。統計を取った場合も、その寿命は4年程がピークになっているとか。もちろん3-4年を過ぎても使い続けることが出来るというケースは存在しますが、常に壊れてしまうかもしれないというリスクがあるため、大切なデータは日ごろから意識してバックアップを取っておく必要があるでしょう。
外付けhddの寿命が近いときに現れる症状とは？
外付けhddが寿命を迎える前には、何らかの症状が現れるケースが多いです。したがって、以下で示すような症状が現れた時が外付けhddを交換する目安となります。
具体的な症状について
まず具体的な症状として挙げられるのは、外付けhddを用いたときに動作が非常に遅くなるというものです。
また使用中に異音が発生するという場合もあり、特にこの二つのケースは注意が必要となります。少しでもこれらのケースに関する異変を感じたら、寿命が近いと診断して問題ないでしょう。また他にも特定のフォルダやファイルを開けなくなる場合などもあります。
何の前兆もなく寿命が来ることもあり得る
前の項では具体的な症例についてご紹介しましたが、何の前触れもなく故障してしまうというケースもあります。
外付けhddを購入して数年経つというような状況では、常に故障するリスクについて想定をしておく必要があると言えるでしょう。
外付けhddを使う際に日頃から気を付けるべきこととは？
外付けhddは非常な精密な機器であるので、少しでも内部に異変が起こった場合、故障してしまいかねません。そのため、外付けhddを出来るだけ長く使うためには、外付けhddがどのような状況に弱いのかということを把握する必要があります。
振動と熱にはとても弱い
外付けhddはその性質上、持ち歩く機会が非常に多いです。そのため、外部から衝撃を受けてしまうというリスクを常に伴います。使用中に振動が発生すると、内部の磁気ヘッドがディスクを傷つけてしまうのです。また中の部品が熱に弱いということもあるので、熱も天敵となります。以上より、外付けhddを使う際には持ち運びや使用の最中に衝撃が伝わらないように配慮し、高温な場所では使わないということを特に意識しましょう。
【まとめ】外付けhddの寿命の目安を診断し、早めの対策をしよう！
外付けhddは非常に有用なアイテムですが、それゆえに使用機会も多く、劣化が進んでしまうのは止むを得ません。常日頃からhddが長持ちするように扱うのはもちろんのこと、寿命を自ら診断できるようにし、故障の可能性を想定しておくことが大切です！
