PCやスマホを使っているとこんなことがよくあります
PCやスマホを使っているときに、なんだか動作が遅いなという瞬間ってよくありますよね。PCやスマホにあまり詳しくない人は、調子が悪いのかなの一言で片づけてしまいますが、しっかりとした原因があります。その原因を解決してあげることによって、元通りのすっきりとした動作を取り戻すことができます。
PCやスマホの動作が遅くなる原因について
まずは、PCやスマホの動作が遅くなってしまう原因について解説していきます。こういった機器の動作が遅くなってしまう原因には、主に2つの原因が考えられます。動作が遅くなって困っている人は、これらの状況に当てはまらないかチェックしてみてください。
PCやスマホの動作が遅くなる原因１ メモリの空きが不足している
PCやスマホの動作が遅くなる原因の一つ目として考えられるのが、メモリの空き容量が不足しているということが挙げられます。これは、膨大なデータを扱っているときや、大量のアプリケーションを使用した場合に、メモリの容量を使い果たしてしまい、新しいデータを処理する余裕がないという状態になります。いうなれば、台所で料理をしたいのに、目の前にやるべき調理工程が山積みになっており、新しい料理を作る余裕がないという感じになります。
PCやスマホの動作が遅くなる原因２ アプリケーションにメモリが占有されている
こちらは一つのアプリケーションにPCやスマホの容量が圧迫されている場合に置きます。アプリケーションによっては、使用する際に大量のデータ処理を行うものがあります。代表的なのは動画編集ソフトなどでしょうか。そういったアプリケーションを利用するときには、アプリによってデータを処理するメモリがせんゆうされてしまっているため、その他の動作あ遅くなってしまいます。
メモリ不足？PCやスマホの動作が遅くなる原因を特定する方法
まずは、動作が惜しくなっている原因を特定するところから始めてみましょう。そのためには、タスクマネージャーを起動して、現状としてPCやスマホのメモリがどれぐらい使用されているのかを調べる必要があります。
メモリの使用率を確認するタスクマネージャー
タスクマネージャーとは、お手持ちのPCが現在どのような処理を行っているかを表しているツールです。これを見れば、現在どんな処理が行われているかが一目瞭然に理解することができます。さきほど説明したメモリ不足などの原因については、このタスクマネージャーの項目を確認することで、過度にメモリを使用しているアプリケーションを見つけたり、メモリを圧迫している状態にないかどうかなどがわかります。
メモリ不足を確認！タスクマネージャーの起動方法
タスクマネージャーの起動方法については、正式なものがありますが、それは覚えるのが面倒くさいので、ショートカットキーだけを覚えておけば充分です。タスクマネージャーの起動方法は「Ctrl+Shift+Delete」の同時押しとなります。これを覚えておけば大丈夫です。
タスクマネージャーからメモリ不足を確認する方法
タスクマネージャーを起動すると、現状でどんなアプリケーションを使用しているかの項目が簡易的に表示されます。しかし、これだけではメモリ不足の原因を特定できないので、「詳細」とかかれた部分をクリックしてください。
そうすると何やら複雑な画面が出てきますが、注目するのは、「パフォーマンス」というタブの「CPU」と「メモリ」という項目です。これを確認すると、どんなアプリケーションがメモリを占有しているのかがわかります。過度にメモリを消費しているアプリケーションを見つけたら終了してください。
メモリに余裕がない場合は、特定のアプリケーションが膨大なデータを消費している可能性が高いです。タスクマネージャーを起動して確認することによって、簡単にそれらの判定をすることができますので、PCに疎い方でも覚えておくと便利です。
メモリ不足を解決する！メモリ解放とは？
タスクマネージャーを起動をして、アプリケーションの使用状況を確認することで動作が遅くなっている原因を特定することができると解説しましたが、そもそものそういった状況を防止する方法があることを知っていますか？それはメモリ解放という方法です。メモリ解放を行うことで、PCやスマホの動作が遅くなるのを防ぐ効果があります。ここからはPCやスマホのメモリ解放について解説していきます。
メモリ解放ってそもそも何？
メモリ解放の方法や効果についてまとめていく前に、そもそも「メモリ解放」って何なのかについて知らなければどうにもなりませんよね。メモリ解放の仕組みを知るためには、まず、アプリケーションを使っているときのメモリの仕組みから知る必要があります。
PCやスマホで何らかのアプリケーションを使用して作業をしている差異、メモリにはデータを一時的に記憶させるという仕組みがあります。これによって、作業を進めていくにしたがって、メモリには一時的に保存したデータが蓄積していき、メモリの容量を圧迫していきます。
メモリ解放とは、こういった一時的に保存したデータを整理して片づけることで、動作の快適さを保つことができます。メモリのデータを整理して、PCやスマホのメモリの作業スペースを確保するというイメージで理解すればいいでしょう。
PCでメモリ解放を行う方法は？
メモリ解放を行うための方法としてはPCとスマホで詳しいやり方が異なるため、別々に分けて解説していきます。まずは、PCによるメモリ解放の方法をまとめていきます。PCのメモリ解放の方法は、主に「メモリ解放ソフト」を使用するというのが代表的です。
【PC版メモリ解放】メモリ解放ソフトの効果は？
メモリ解放ソフトを使用することで、PCを再起動することなく、消費されているメモリを実行するだけで解放をすることができます。メモリ解放ソフトには、様々な種類がリリースされており、フリーソフトなどもありますが、おすすめとしてはマイクロソフトが後悔している超軽量なメモリ解放ソフトの「empty.exe」がおすすめとなっています。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」の使い方や効果をまとめます
メモリ解放ソフトの「empty.exe」は、マイクロソフトのサーバー管理用ツール「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」に含まれているソフトです。ダウンロードするだけで誰でも使うことができます。また、「empty.exe」は実行をするだけで簡単に、しかも安全にメモリを開放することができるとても優良なソフトです。定期的に実行するように設定をしておけば、手動でやるひつようもありません。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」の使い方① 「Resource Kit Tools」の導入
「empty.exe」を利用するためには、「Resource Kit Tools」を導入しなければなりません。「Resource Kit Tools」の導入手順は、「Microsoft Download Center」にアクセスをして、「ダウンロード」をクリックします。
Download Windows Server 2003 Resource Kit Tools from Official Microsoft Download Center
The Microsoft® Windows® Server 2003 Resource Kit Tools are a set of tools to help administrators streamline management tasks such as troubleshooting operating system issues, managing Active Directory®, configuring networking and security features, and automating application deployment.
【PC版メモリ解放】「empty.exe」の使い方② Resource Kit Toolsのインストール
ダウンロードした「Resource Kit Tools」を実行し、PC内にインストールしてください。インストールについては表示されるあんなに従って行えば簡単にすることができます。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」の使い方③ 「empty.exe」のコピー
ンストールしたフォルダから「C:\Windows\System32」へ「empty.exe」をコピーしてください。これで、「empty.exe」を使用する準備は完了です。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う
「empty.exe」をインストールしたら、あとはソフトを使ってメモリ解放を行うだけですが、いちいち手動でやるのはめんどくさいですよね。できれば定期的に自動でやってくれたら便利です。ここでは、「empty.exe」でメモリを自動的に開放するための設定方法をまとめます。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順①
ちょっと複雑で専門的な内容になるので、PCに疎いという人は手順をしっかり確認しながら進めていってください。
まず、以下の内容をメモ帳にコピーして、保存するときに拡張子を「vbs」に変更した状態で保存してください。
1 Set emp = CreateObject("Wscript.Shell")
2 emp.run "cmd /c empty.exe *",vbhide
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順②
タスクスケージュラーを起動します。起動方法としては、Windows管理ツール → タスクスケジューラ をクリックで起動することができます。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順③
タスクスケジューラ（ローカル）を右クリックして、「タスクの作成」を選択してください。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順④
タスクの作成が表示されたら、「全般」タブでタスク名を決めてください。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順⑤
「トリガー」タブを開き、「新規」と書かれたボタンをクリックしてください。そこでタスクが実行されるタイミングを指定することができます。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順⑥
新規のトリガーを開くことで、タスクの実行タイミングや繰り返し実行する間隔などを決めてください。これについてはお使いのPCのスタイルによって効果が異なるので、自分で決めましょう。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順⑦
次に「操作」タブを開いて、実行する操作を選びます。操作タブを開いたら「新規」ボタンをクリックして、操作内容を登録します。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順⑧
新しい操作で作成したスクリプトを指定します。この場合は「empty.exe」となります。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使って自動的にメモリ解放を行う設定手順⑨
設定がすべて完了したらOKボタンを押して、タスクの踏力を終えます。登録したタスクの確認についてはタスクスケジューラのライブラリを開くことによってできます。
【PC版メモリ解放】「empty.exe」を使った効果は？
「empty.exe」を使ってメモリ解放を行うと目に見えた効果がありますので、タスクマネージャーを起動して効果のほどを確認してみてください。メモリの使用率が一目瞭然で減っているのが見てわかるでしょう。また、それによってPCの動作がスムーズになるという効果が得られるので、ストレスなくPCを操作できます。
「empty.exe」を使ってメモリ解放を行うとこれまでのストレスが嘘のような抜群の効果を得ることができます。PCの動作が遅くなっていると悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
【スマホ版メモリ解放】スマホのメモリ解放方法をまとめます
PCのメモリ解放の方法と効果をまとめてきましたが、次にまとめるのはスマホのメモリ解放方法と効果についてです。今回はandroidのスマホを使ったメモリ解放の方法と効果をまとめていくので、参考にしてみてください。
【スマホ版メモリ解放】スマホが重くなる原因は？
スマホが重くなる原因としては３つのことが考えられます。まず、一つ目は「カスタマイズをし過ぎている」ということです。スマホの画面中に時計やカレンダーを表示させたりすると常時それらのアプリを使用していることになるので、メモリを圧迫してしまいます。
二つ目は「演出効果のある壁紙を使っている」という点です。壁紙などで動きのある者などがありますよね。そういったものはおしゃれではありますが、その分スマホに負荷がかかっています。もしそういった壁紙を使っていてスマホの動作が遅いなと感じたら、帰るべきでしょう。
３つ目は「使っているアプリのバージョンが合っていない」という点です。スマホとアプリのバージョンがあっていない場合、余計な容量が必要となってしまうので、メモリを圧迫してしまいます。アプリは定期的に適切なバージョンにアップグレードしなければけません。
【スマホ版メモリ解放】androidスマホのメモリ解放方法
スマホにおいて、PCのメモリにあたる役割を担っているのが、RAMメモリやROMメモリといった名称のものになります。これらのメモリを設定することによってメモリ解放を行うことができます。その方法についてまとめていきましょう。
【スマホ版メモリ解放】androidスマホのメモリ解放方法１ バックグラウンドで動いているアプリを終了させる
一番簡単にメモリ解放を行う方法としては、バックグラウンドで動いているアプリを主導によって停止することによってできます。スマホ下部の□ボタンをタップして、動いているアプリを確認してから、必要のない物を横にスライドさせて終了させることができます。これによってRAMメモリを開放することができます。方法も効果もわかりやすいので、覚えておきましょう。
【スマホ版メモリ解放】androidスマホのメモリ解放方法２ Androidのメモリ解放をしてくれるアプリを利用する
PCと同じようにメモリ解放をしてくれるアプリをダウンロードして利用するという方法もあります。メモリ解放アプリとしては「Power Clean-最適化クリーナー」がおすすめです。
【スマホ版メモリ解放】androidスマホのメモリ解放方法３ スマホを再起動する
どちらもわからないという人はスマホを再起動させてください。電源ボタンを長押しするだけですることができます。これだけでも十分なメモリ解放効果が得られますので、試してみてください。
まとめ
PCやスマホが重くなってしまう原因はメモリの使い方というのが分かったかと思います。そういったことを防ぐためにも定期的なメモリ解放を実践して、快適な操作環境を作っておくといいでしょう。
