2018年08月10日 UPDATE

スーツの裏地に合う生地は?おすすめの組み合わせを徹底解説!

毎日使うものだからこそ、スーツを買うなら生地にもデザインにもこだわりたいですよね。今回はその中でも見落としがちな裏地について徹底解説! 裏地に使われる生地の紹介や比較はもちろん、おすすめの素材、おすすめの組み合わせまで。これを読めばスーツを見る目が変わります!

目次

  1. スーツの裏地と役割について
  2. スーツの価値は表の生地だけじゃない
  3. スーツの裏地に使われる生地①「合成繊維」
  4. スーツの裏地に使われる生地②「天然繊維」
  5. スーツの裏地に使われる生地③「再生繊維」
  6. 裏地がないスーツもある?
  7. スーツの表裏、おすすめの組み合わせ
  8. まとめ「スーツの裏地の選び方」

スーツの裏地と役割について

 

裏地とは?

裏地とは、ジャケットなどの内側に使う布のことで、一般的にはサラサラとした引っかかりの少ない素材が使われています。

これはもちろん、皆様ご存知のことでしょう。

では、一体裏地は何のために付いているのでしょうか。

 

裏地の役割ってなに?

主な役割としては、

・メインの生地(表地)の補強

・着脱しやすくする

・シルエットの崩れ防止

・透け防止

などが挙げられます。

 

日頃目立つことなく意識の向きにくい裏地ですが、これがないと困るくらい立派な役割を担っているのです。

 

スーツの価値は表の生地だけじゃない

なにも洋服のレベルは表地の素材やデザインだけで決まるわけではありません。裏地にもそれぞれレベルがあり、その素材やデザインによって値段は変わります。

では、スーツの裏地には一体どんな種類があるのか?

具体的な素材を見ていきましょう。

 

スーツの裏地に使われる生地①「合成繊維」

スーツの裏地に使用される素材のうち、合成繊維はポリエステルが主流です。

耐久性に優れており、メンテナンスもしやすいものの、吸湿性に欠け、高価な素材に比べると肌触りの悪さが少し気になります。

そして何より静電気が発生しやすいというデメリットがあります。冬場にはこれに困らせることも少なくないのではないでしょうか。

 

スーツの裏地に使われる生地②「天然繊維」

アルパカの毛を使った素材や、シルクなどがこの天然繊維の一種です。

高級素材として扱われるものではありますが、耐久性が低く、取り扱いも非常にデリケートなため、最近は使用されることは大変少なくなりました。

しかし、合成繊維に比べて天然繊維は吸湿性が高く、静電気を起こりにくくする効果があるため、着心地は大変良いとされています。

 

スーツの裏地に使われる生地③「再生繊維」

先の二つに比べて耳慣れない素材ですが、これは「天然繊維を溶かして再生した繊維」のことを指します。

レーヨンという素材を耳にしたことがあるでしょう。これは、セルロースという植物繊維を溶かして作られています。

最近の裏地によく見られるキュプラという素材がありますが、これはコットンを原料にして再生された繊維です。

再生繊維の特徴は、天然繊維と同じく吸湿性・肌触り・軽さに優れ、静電気も天然繊維同様起きづらい素材であるため、最近ではこのキュプラが裏地の主流となってきています。

ポリエステルに比べると多少強度が劣りますが、気になるほどではありません。

 

裏地がないスーツもある?

以上主だった3種類の素材を紹介してきましたが、最近の裏地はとても高価である天然繊維の良い特徴を、価格を抑えて実現出来ていることが見て取れます。

中には背中部分の裏地を大きく省いた背抜きと呼ばれるスーツもあります。

背抜きのメリットとしては、裏地の範囲が少ない分、総裏仕様に比べ通気性が良い点や、見た目の軽やかさが挙げられます。その代わり、背中が薄くなっているため、中のシャツが透けて見えることがあるのが難点と言えます。

 

スーツの表裏、おすすめの組み合わせ

まず表地との組み合わせの方法として、総裏仕様と背抜きのように季節に合わせて選ぶことができます。

素材や季節感の他に、デザインも重要なポイントです。

裏地は見せないものではありますが、決して見えないものというわけではありません。見えてしまうこともあるのですから、そこを重視して選んでいきましょう。

 

おすすめ①表地に近い色を選ぶ

紺色のスーツに水色の裏地が定番であるように、似ている色や近い色を選ぶと失敗なくビシッと決まったスーツを作ることができます。

 

おすすめ②相性のいい色を選ぶ

近い色とは逆に、反対色を選ぶのもひとつの選択肢です。

反対色は補色とも呼ばれ、全然違う色に見えて関係色のひとつなので意外とバランスよく決まるものです。

紺色には茶色、紫色には黄色といったイメージですが、そのままの色を使うとスーツ向きじゃないこともあるので、裏地に使う色は少しトーンを落として同じ色調の暗めの色を選ぶと良いでしょう。

 

おすすめ③表地と同じトーンの灰色を選ぶ

灰色と一口に言ってもその幅はとても広く、実はあらゆる色に対応することができるのです。

そのため、表地の色に合わせたトーンの灰色を裏地に持ってくれば馴染みやすく、違和感のないスーツが出来上がります。

 

まとめ「スーツの裏地の選び方」

日頃なんとなく見ているスーツの裏地ですが、その中にもそれぞれ種類や特色があるのがおわかりいただけたでしょうか。

量販店などで売られているポリエステルが使われた裏地のスーツも大変手軽で良いものですが、最近は再生繊維という非常に優れた素材があります。

それぞれに良い点がありますので、目的や着用頻度、着心地、手入れの仕方などに合わせて選ぶのが良いでしょう。

 

素材と色柄を組み合わせて、自身に合ったスーツを選びましょう。そうすることで、きっと理想のスーツに巡り会えるはずです。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.aoki-style.com/static/personalorder/_img/img_flow04_07.jpg