【プラグ溶接のコツはなに?!用途について、スロット溶接とはどう違うのか?】溶接とは

今回は溶接とは何か、その中でプラグ溶接とは何か、スロット溶接との違いはあるのか、そしてプラグ溶接のコツについてもご紹介をしていきますが、まずは溶接、というものについてご紹介をします。溶接とは、2つ以上の物体を一体化させる行為を指します。溶接は太古の時代からある技術ではありますが、決して古く使えない技術ではなく現在でも建設業、自動車産業、宇宙工学、造船などの先端技術にも利用されている技術となっています。

溶接と似たような技術で、接着、溶着などがありますが、これらはそれぞれの物体をくっつけるために別の物質を間に用います。しかしながら溶接はその物体そのものを溶かしてくっつける、という大きな違いがあります。ですので、接着や溶着よりもくっつけたいもの同士を一体化させることが可能です。そして溶接にも今回ご紹介するプラグ溶接やスロット溶接などの種類があります。

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続いては、プラグ溶接についてご紹介をします。プラグ溶接とは、くっつけたい素材の一部に穴を開け、その穴を埋めていくように溶接をする方法です。溶接の一般的な方法で、電極棒で加圧しつつ電流を流し、抵抗熱によって金属を一時的に溶かし凝固させてくっつけるスポット溶接という方法があるのですが、このスポット溶接をするのには専用の機械が必要で、溶接をしたい箇所によってはスポット溶接用の機械が使用できないケースがあります。

そういった場合にこのプラグ溶接を利用することにより、ピンポイントな箇所でも溶接を行うことができます。ただし、スロット溶接に比べるとどうしても作業効率が低下してしまうので、日常的に利用するのにおすすめの溶接方法というよりかは、サブで利用してほしい溶接の方法と言えるでしょう。
【プラグ溶接のコツはなに?!】プラグ溶接のコツについて

続いては、プラグ溶接のコツについてご紹介をします。プラグ溶接をする際は、くっつけたい素材の片方にしっかりと穴を開けることが重要です。この穴を開けないと溶接がうまくいかない、溶接したとしても不十分になってしまい、劣化がはやまってしまったり、素材の離脱が早まってしまう可能性があります。