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プロダクトのバックログとは何?テンプレートや書き方を紹介!

2024.02.25

IT業界では、プロダクトバックログという言葉がよく使われます。ですが、その意味を正確に説明できない人も少なくありません。そこで今回は、プロダクトのバックログとは何か、その書き方について、お話しします。プロダクトバックログのテンプレートもご紹介します。

  1. プロダクトバックログの前に知っておきたい、スクラムのこと
  2. プロダクトバックログとは何か
  3. オーナーから見たプロダクトバックログ
  4. 開発チームから見たプロダクトバックログ
  5. プロダクトバックログの書き方
  6. テンプレートなども活用しよう!
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRdzsYdEPjJkW2ftdMcNzBfkzkaDMrk6STCQDtqytnCv1vJuL03PA
プロダクトバックログを説明する前に、まず「スクラム」について説明しましょう。システムやソフトウェアの開発手法の一つに「アジャイル開発」があります。これは、大きな単位でシステムを区切るのではなく、実装とテストを小単位でくり返しながら開発を進めるという方法です。そのアジャイル開発のマネジメント方法が「スクラム」で、チームに分かれて仕事を進めるためのフレームワークを意味します。スクラムは、「プロダクトバックログ」と「スプリントバックログ」に大別されます。

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引用: https://image.slidesharecdn.com/random-150516081054-lva1-app6892/95/-10-638.jpg?cb=1431763885
そもそもバックログとは、今後やるべき予定の作業あるいは開発する予定のシステムのことをいいます。ここには、未着手のものや作業中だが止まっているものも記述されます。ではプロダクトバックログとは何かというと、チームの誰もがプロダクトの進捗状況がわかるよう、機能や技術的な皆瀬尿素などについて、優先順位をつけて記載したものです。
引用: https://www.ogis-ri.co.jp/pickup/agile/img/scrum02.gif
このプロダクトバックログの書き方に、ルールがあるわけではありません。ですが、プロダクトバックログを見て、「誰のため」「何のため」「それを実現するのか」が思い起こせる書き方にするのがセオリーです。プロダクトバックログとは、アジャイル開発の進捗が一目で理解できる書き方にしておくべきものであり、この書き方や運用方法によって、モチベーションを上げることもできるのです。そのため、プロダクトバックログを書く際に、良いテンプレートを利用するのもおすすめです。
引用: http://image.itmedia.co.jp/ait/articles/1111/14/r2001.gif
アジャイル開発をするにあたり、すべてのプロダクトバックログに優先順位をつけて並べなければならないというルールがあります。その優先順位を決めるのが、プロダクトオーナーです。プロダクトオーナーは、アジャイル開発にあたって必要な機能を文章化しますが、これを「ユーザーストーリー」といいます。
引用: http://image.itmedia.co.jp/ait/articles/1112/01/r2004.gif
このユーザーストーリーに基づいて、プロダクトバックログを追加していくのです。プロダクトバックログは、進捗に合わせて状況や道筋が加筆されていきます。プロダクトオーナーにとってのプロダクトバックログとは、製品のビジョンのすべてを表し、優先順位が高いものが一目瞭然で、計画通りに進捗しているかどうかを一目で判断できるものなのです。
引用: https://www.ryuzee.com/contents/blog/images/7111/fig03.jpg
では、開発チームにとってのプロダクトバックログは何を意味しているのでしょうか。それは、開発チームとプロダクトオーナーとの接点です。アジャイル開発のために、どんな順番で何をしなければならないかが、プロダクトバックログにすべて書かれています。
引用: https://www.ryuzee.com/contents/blog/images/5024/Slide1.png
具体的には、開発チームにとって、直近にすべき仕事は何か、内容がわかるように書かれている、一つずつ完了することで仕事の価値が保証される、作業の割り込みがないよう守ってくれるツールなのです。そのため、テンプレートが用意され、誰でもわかりやすく書けるように工夫されています。
引用: http://kray.jp/wp/wp-content/uploads/2014/07/DSC02589.jpg
プロダクトバックログは、アジャイル開発のモチベーションを上げるうえで、とても大切なツールです。そのため、ユーザーストリーの段階で「Independent(独立している)」「Negotiable(交渉可能)」「Valuable(価値がある)」「Estimable(見積り可能)Sized right / Small(適切な大きさ)」「Testable(テスト可能)」を押さえて書くことがポイントです。そのユーザーストーリーを、プロダクトバックログに落とし込むのです。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcR4TOtgnxQfn86fK8I3mTqkwR29BZjW71k0vy6eQwIH9jONVflVKQ
そして、優先順位をつけた作業工程が、よみやすくまとまっているのがベストです。そのため、開発で実現したいことを、ラベルやタグを使って見やすく、一画面に収まるように書くのが基本です。ただし、何もかもを書くことで量が膨大にならないよう、次のリリースまでの内容を入れる、直近のスプリントを2つだけ記述するなど、工夫が必要なこともあるので注意しましょう。

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引用: https://jp.smartsheet.com/file/4-agile-product-backlog-template-japng
プロダクトバックログを自分でつくろうとすると、手間も時間もかかります。そのため、テンプレートを利用するのがおすすめです。テンプレートを選ぶ際に、関係者全員で情報共有や更新ができ、それがリアルタイムに反省されるツールを選ぶと利便性が高いです。ぜひ探してみてください。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.ryuzee.com/contents/blog/images/7111/fig02.jpg