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オイルステインとは?おすすめの理由と塗装の注意点を徹底解説!

2024.02.25

テーブルやウッドデッキなどを簡単に塗装できる塗料として有名なのがオイルステインです。オイルステインは木材に対して強い浸透性があり、鮮やかな色に仕上げることができます。そんなオイルステインのおすすめの理由と塗る際の注意点に加え、ニスの塗り方についても解説します。

  1. オイルステインとは?
  2. 塗料の種類
  3. 塗装に必要な道具
  4. 塗装の基本
  5. ペンキとステインの違い
  6. オイルステインの種類
  7. オイルステインの特徴
  8. オイルステインのメリット
  9. オイルステインの塗り方のポイント
  10. オイルステインの塗り方の手順1
  11. オイルステインの塗り方の手順2
  12. オイルステインの塗り方の手順3
  13. オイルステインの塗り方の手順4
  14. オイルステインの塗り方の手順5
  15. オイルステインの塗り方の手順6
  16. オイルステインの塗り方の手順7
  17. 初心者におすすめのオイルステイン
  18. オイルステインの塗り方をマスターしオリジナル家具を作ろう
オイルステインとは油性顔料を溶かした塗料であり、塗膜を作らず木材に浸透し着色する働きがあります。木材に染み込んで着色してくれるので、木がもつ本来の味わいを活かすことができる塗料です。低粘度の液状であり木目を引き立てるのに最適な塗料で、仕上がりは木目の自然の美しさを生かした深い味わいを出すことができます。また、複数の薬品を混ぜ合わせることもないので塗料としての危険性は低く、初心者にとても使いやすいです。
塗料は大きく分けて水性塗料と油性塗料の2種類あります。塗料には主に顔料、樹脂類、溶剤が含まれており、その中の樹脂類を溶解させるために溶剤が入っています。その溶剤として使われているのが水ならば水性塗料であり、シンナーであるなら油性塗料です。塗料は溶剤が配合されている量で塗膜の強さが変わってきます。強い塗膜の方が持続性はありますがシンナーが厄介に感じる人も多いです。

水性塗料

水性塗料とは成分が水でできている環境にも優しい塗料です。メリットはシンナーの強い臭いがなく保管場所も密封のほか気にすることなく簡単で、価格も安いです。デメリットは油性塗料より仕上がりの光沢が悪く、使用できる材質も限りがあり、持続性がないことです。最近では塗膜の強い水性塗料も多くなってきています。

油性塗料

油性塗料とはシンナーを希釈で使用している塗料です。メリットは強い塗膜を形成できるので剥離やひび割れが起きにくいです。また、塗料が乾燥するまでの時間が短く、仕上がりの光沢もよく出ます。デメリットはシンナー特有の臭いと取り扱いに注意がいるのと、シンナーの分価格が高いです。あと、油性塗料を薄めるときは専用のうすめ液が必要になってきます。処理に少し手間がかかってしまいます。
塗装で必要な道具の一覧を紹介します。刷毛、ローラー、バケツ、サンドペーパー、マスキングテープ、手袋、ウエス、ニスのこれらを準備していれば困ることなく塗装できます。
塗装の基本は素地の調整、着色作業、乾燥、仕上げ研磨といった基本的な工程からなっています。きれいな塗装を行うためには作業工程をしっかり理解し、守ることが重要です。また、木材の塗装には、防カビや防腐、防虫、木材の呼吸の妨げを防ぐ効果が必要になってきます。塗装をするときは湿気などに注意し、乾燥しやすい良く晴れた日を狙って行うといいでしょう。

素地の調整

塗装は素地調整で仕上がりが大きく変わってきます。下研磨で素地の汚れやサビ、古い塗料を取り除き、十分に乾燥させることが大切です。材面が平らできれいであればその分、塗装がなじみやすく丈夫な塗膜を作ることができます。そのためにも素地調整はなるべく時間をかけて丁寧に行ないましょう。下研磨には50~100のサンドペーパーを使うのが適しています。

着色作業

木材の着色には生地着色と目止め着色、中間着色の3種類の着色方法があります。生地着色は素地に染料や透明性の顔料を浸透させる方法で、素地そのものの材質感を生かした仕上がりになります。目止め着色は目止め剤に染料や顔料を加え、導管や木目に充填して平滑性を出すために着色する方法で、着色効果がよくきれいに仕上げる効果があります。
塗膜着色は塗料に染料や顔料を加えて、下塗から上塗りまでの間に塗膜を作ることによって着色する方法です。着色と塗装が同時にできる利点があるが、塗膜が欠落したときは色落ちしたり、立体感がなくなったりする問題点があります。したがって本来の目的は、素地着色や目止め着色の補正役として使用されます。着色方法には刷毛塗りとスプレー塗りがありますが、オイルステインは刷毛塗りで行ない、着色のムラがでないように布で押すように染み込ませるように仕上げます。

乾燥

塗料に含まれる溶剤や水を乾燥させることで塗膜が構築され、鮮やかな仕上げができます。乾燥状態が甘いと塗料本来の性能が発揮されなかったり、塗膜の剥がれなどの問題が生じてしまいます。塗膜が剥がれることのないようしっかり塗料を乾燥させましょう。

仕上げ研磨

乾燥後に研磨することで仕上がった塗膜に、より光沢が出てきれいに仕上がります。仕上げの研磨は150~180のサンドペーパーを使うといいでしょう。また、ニスなど塗って表面をコーティングし光沢を出す方法もあります。ニスは塗った分だけ塗膜が厚くなっていくのでその分、色の濃度も濃くなっていきます。

ペンキ

素地の表面に塗料の膜を張って塗りつぶして色付けするものです。素地を塗りつぶすので木目や木材の割れ、汚れなどを隠すことができます。一度塗ったら4~6年ほど長持ちするので屋外での使用に適しています。また、塗膜の剥離やひび割れが起こる可能性があります。

ステイン

素地の表面に膜は張らず塗料を木材の中に浸透させて色付けするものです。素地の姿が丸見えなので、木の本来の味を残して仕上げることができます。塗膜がないので剥離やひび割れは起こりません。1~3年ほどで塗り替えが必要になってきます。
ステイン塗料は水性塗料の水性ステインと油性塗料のオイルステインの2種類あります。オイルステインは塗膜が強く素地の保護効果もあるので、水性ステインと比べるとオイルステインの方が仕上がりはきれいになります。簡単に両者の違いを説明します。

水性ステイン

シンナーの嫌な臭いがなく、色の種類が多くオイルステインより安価です。また、水で薄められたり、洗ったりできるので扱いやすいです。光沢を出すためにニスが必要になります。

オイルステイン(油)

木材によく染み込むのできれいに染まりやすく、ツヤが出やすいです。オイルステインの種類によってニスなしで光沢が出るものもあります。シンナー特有の臭いがあり、取り扱うには専用のうすめ液が必要になるので手間がかかります。
オイルステインは素地に浸透して色付けするため木目が残り、木そのものの質感を出すことができます。また、サラサラとして塗りやすく、色ムラになりづらい特徴があります。ステイン塗料は素地に塗膜を張らないので木材を保護する力はなく、汚れやすく水にも弱く保護をするには仕上げ材が必要になります。仕上げ材にはオイルフィニッシュやニスなどがあります。耐水性など本格的に木材の保護をしたい場合はオイルフィニッシュよりニスを使いましょう。
オイルステインはペンキとは違い、素地に浸透して色付けするので表面に刷毛の跡を気にすることなくきれいに塗ることができます。そして、塗料がサラサラな液状なので滑らかに塗ることができ、初心者でも簡単にムラなく仕上げることが可能です。また、乾燥するまでの時間が早いので塗装に掛ける時間が短縮できます。オイルステインは塗りやすく失敗も少ないので初心者でも簡単に使える塗料です。
オイルステインは浸透して色付ける塗料なので下に染みるのを防ぐため、素地の下にビニールシートを敷いておきましょう。そして、より浸透するため素地の表面の汚れ、錆びなど取るためサンドペーパーで木目に沿って軽く研磨します。また、塗るときは木目に沿うように塗っていき、一度塗った場所は繰り返し塗るのは避け、時間をおいて2度塗りしましょう。もし塗り過ぎて濃く感じたら、素地に浸透してしまう前にウエスで拭き取るといいでしょう。塗りながら色合いの調整ができるので確認しながら作業してみてください。

素地を研磨して下地を作る

素地の表面の汚れ、油分、錆びなどを取りためにサンドペーパーで木目に沿って軽く研磨します。もし、ワックスや塗膜が張ってある場合はそれらをきれいに取り除く必要があります。サンドペーパーでしっかり研磨し、必要なら専用のうすめ液を使いきれいに拭き取ります。

塗料の準備

まず、塗料全体が均一に混ざるようによく攪拌します。混ざりが不十分だと仕上がりの色やつやにムラができてしまいます。また、塗料の粘度が高く混ざりにくい場合は専用のうすめ液で少しうすめます。あまりうすめすぎると乾燥しづらくなったり変色したり不具合が起こります。

一度目の着色

オイルステインはサラサラして塗りやすいのでローラーよりも刷毛を使います。刷毛の3分の2ぐらいまで塗料をふくませ、まんべんなく染み込むように塗ります。木目に沿って一方方向に塗るのがコツです。塗ったところを繰り返し塗ってしまうと色の着き方にムラができてしまうので注意しましょう。

ウエスで余分なステインを拭き取り色の濃さを調整

全体の色ムラが気になる場合は余分な塗料をウエスで拭き取って調整します。また、円を描くように擦り込みながら拭き取るといい感じになじみます。オイルステインが染み込んでしまう前に拭き取れないとすぐに浸透し、色付いてしまうので気をつけましょう。

乾燥

まんべんなく塗り終えたら乾燥させます。目安はだいたい1時間程度で乾きますがその日の気温や湿度によって乾くまでの時間は変わってきます。塗料の取扱説明書に記載されている時間よりも長めに乾燥時間を取るといいでしょう。指で触ってみて塗料がつかないか確認し、表面が荒れているようならサンドペーパーで磨いて整えます。

二度目の着色

完全に塗料が乾いたらもう一度塗っていきます。2度塗りすることでよりきれいに仕上げることができます。塗り方は一度目と同じ塗り方で木目に沿って一方方向に塗っていきます。塗り終えたら再び乾燥させます。好きな濃さになるまで塗装、乾燥、拭き取りの作業を繰り返していき調整します。

仕上げにニスでコーティングする

乾ききっていない状態でニスを塗るとオイルステインが染み出てきてムラになることがあります。完全に乾いた状態でニスを塗りましょう。ニスは木材を保護する力が強く、汚れや水から守ってくれる働きをします。また、ニスは素地の表面をコーティングするだけでなく光沢を出させる効果もあるのできれいに仕上げるためにも重要な役割です。

水性ステインのおすすめ

水性ステインは「ターナー色彩のウッドステインシリーズ」がおすすめです。全97色と豊富なカラーバリエーションでさまざまな色の塗装ができ使い勝手がすごくいいです。浸透性にすぐれており、ムラになりにくいので初心者でも簡単に塗ることができます。また、色あせもしないので木の自然の味を活かしたきれいな仕上がりになります。

オイルステイン(油)のおすすめ

油性オイルステインは「ニッペのWOOD LOVEシリーズ」が人気が高くおすすめです。浸透性がありとても塗りやすく、初心者でも簡単に染めることができます。また、木材の保護力が強いためかなりの耐久性があり、磨けば磨くほど光沢が出ます。
オイルステインは素地そのものの味をしっかり残しつつ、自分好みの色にすることができます。塗り方も簡単で初心者でも扱いやすいので大変人気が高いです。オイルステインを使い、お気に入りの家具を作成してみましょう。

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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2015/06/chair_4.jpg