本棚が欲しいけれど理想に合ったものが見つからない…そんな経験はありませんか？ただ本を収納するだけの本棚であればどんなものでも構いませんが、人目につくリビングや子供部屋に置くとなればおしゃれな本棚を選びたいですよね。

もし理想の本棚が見つからないのであれば、DIYで作ってみるのはいかがでしょうか？そこで今回はDIYは難しいから…と敬遠している方にもおすすめしたい、簡単でおしゃれな本棚の作り方をご紹介します。DIY初心者でもチャレンジしやすい作り方なので、初めてのDIY作品にもおすすめです。

DIYの中でも本棚は簡単な作り方のものが多いですが、設計図から自作するとなれば難易度は格段に上がります。部屋のサイズや保管する本の量には個人差がありますので、本棚の形やサイズの理想も人それぞれ…設計も作り方も簡単なDIYの本棚はあるのでしょうか？

ここ数年DIYグッズとして人気を博しているのが、2×4アジャスター。壁に柱を立てるDIYグッズなのですが、応用次第で様々な作品に使えると大人気になっています。今回はこの2×4アジャスターを使った簡単な本棚の作り方をご提案します。

2×4アジャスターの魅力は簡単に本棚が作れるだけでなく、おしゃれにアレンジできるという点もポイント！せっかくDIYで本棚を作ってもお部屋のインテリアにミスマッチでは悲しいですよね。おしゃれな本棚の作り方には、お部屋のインテリアに合わせてアレンジが自由自在にできる2×4アジャスターが大活躍してくれます。

2×4アジャスターは2×4材に取り付ける専用金具で、「ラブリコ」、「ディアウォール」、「ウォリスト」などの商品名で各社から発売されています。それぞれの商品によって見た目や取り付け方法が異なりますので、作りたい本棚のデザインに合わせてお好きな2×4アジャスターを用意しましょう。

簡単な本棚の作り方であっても、DIYでは設計図が欠かせません。材料を無駄にすることが無いよう、簡単なもので構いませんので設計図を作りましょう。

設計図でポイントになるのが木材の寸法です。今回は2×4アジャスターを使うので、壁の高さを計測しそこから必要な木材の長さを算出します。使用するアジャスターによって木材の長さを調節する必要もあるので、その点もしっかり設計図に組み込みましょう。

今回ご紹介する本棚の作り方は、本棚の幅も棚板の枚数も自由にアレンジできます。幅広の大容量の本棚を作りたいときは、棚板がたわまないよう柱の数を増やすと良いでしょう。2×4アジャスターには柱一本につき耐荷重が定められていますので、その点も計算し柱の本数を調節してください。

本は全て同じサイズではないため、棚板の奥行きは本に合わせて設計しましょう。特に絵本や雑誌など大判の本は幅広の棚板が必要になりますので、事前に収納したい本のサイズを確認してから設計図に反映させていきます。

本棚の収納方法は必ずしも背表紙を見せる必要はありません。表紙を見せて収納する本棚は、小さな子供でも本を取り出しやすく片付けやすい工夫にもなります。この場合は棚板の幅は狭くても構いませんが、本棚の設置場所は手の届く範囲になるように設計しましょう。

DIYでは木材を組み立てる前に塗装を済ませておきましょう。もちろん木材本来の風合いを本棚に活かすこともできますが、おしゃれな本棚を作りたいのであれば塗装は必須！一気におしゃれな雰囲気を演出できるので、このひと手間を惜しまないようにしましょう。

本棚の塗装はどのような塗料を使っても問題ありませんが、簡単におしゃれな見た目にするのであればワトコオイルがおすすめ！ワトコオイルは刷毛を使わず布で塗装をするので、DIY初心者でも簡単に手早く作業をすることができます。また多少ムラができてもビンテージ風に仕上がるので失敗しにくい塗料と言えるでしょう。

ワトコオイルは木材に染み込ませて色を付けるので、仕上げに余分なオイルをしっかりふき取るようにしましょう。余分なオイルを残したままにすると本に色移りしてしまうので、乾燥後の仕上げ磨きは念入りに！

準備が完了したら、早速本棚の作り方に挑みましょう。まずは2×4アジャスターを木材に取り付け、壁に柱を設置します。使用するアジャスターによって柱の設置方法は異なるため、アジャスターの説明書に従い正確に取り付けましょう。

ラブリコやウォリストは柱を立ててから突っ張る仕組みですが、ディアウォールは斜めにはめ込んで柱を設置します。そのためディアウォールは誤差が大きいと突っ張るのが難しく、ラブリコやウォリストは微調整が可能です。どちらにもメリット・デメリットがありますので、その点を考慮しておくことも忘れずに！

柱を立てる際は、床や壁と垂直になっているか確認しましょう。DIYでは垂直になっているかどうかは水平器を使い確認することができます。水平器は様々なDIYで活躍しますので、本棚の作り方をきっかけに用意することをおすすめします。

柱が設置出来たら棚板を取り付けます。棚板を取り付けるDIYグッズは種類も豊富ですが、本棚の作り方では強度と棚板の奥行きに合わせてふさわしいものを選ぶことが大切です。

2×4アジャスター専用の棚板受けは2×4材を棚板に使用するときにだけ使えます。その他の木材を棚板にするときは使えませんので注意してください。

DIYは自由にアレンジできるところも魅力の一つ。おしゃれな本棚にしたいときは、棚板受けの金具をおしゃれにするのもおすすめです。アンティーク調の金具は高級感も演出でき、棚板の強度も確保できるので本棚のDIYにもぴったり！

シェルフフレームは他の棚板受けとは一味違ったデザインが印象的です。またフレームの隙間に棚板を差し込んで固定するので、本の大きさに合わせて棚板の位置を調整することもできます。ただシェルフフレームには耐荷重があるため、大容量の本を収納する本棚のDIYには向きません。

DIYの本棚が完成したら、後は本を収納して出来上がり！2×4アジャスターを活用すると、驚いてしまうほど簡単に本格的な本棚をDIYで作ることができます。

たっぷりの本があるときは、何個もDIYで本棚を作るのは大変ですね。そんなときは作り方で2×4アジャスターの柱の数を増やし、本棚の強度を上げるだけで大容量の本棚が完成！

DIYで作った本棚をおしゃれに見せたいときは、収納方法に工夫をしてみましょう。雑貨と一緒に本を飾れば、DIYの本棚が一気におしゃれなインテリアに早変わり！

2×4アジャスターを使った簡単なDIY本棚の作り方をご紹介しましたが、DIYの本棚の作り方はこの他にも色々なものがあります。そこでここからはDIYの参考になる、おしゃれな本棚の作り方事例をまとめてご紹介します。

ブックシェルフの本棚は収納力こそ劣りますが使い勝手は抜群です。どこにどの本が置いてあるのか一目瞭然ですし、奥行きが狭いので置き場所を選ばないメリットもあります。ブックシェルフの作り方では前面にワイヤーフレームを付けて、本の落下防止にしましょう。

組み合わせによって様々な形が作れるとDIY界で今話題になっているのが塩ビパイプ。塩ビパイプをフレームにした本棚は、男前インテリアにもぴったりなおしゃれなデザインです。塩ビパイプは本来グレー色なので、DIYではペイントしておしゃれにアレンジしましょう。

持ち家など自由にDIYできる環境でしたら、直接壁に棚板受けを取り付けて本棚を作る方法もおすすめ！とにかく簡単に本棚が出来上がるので、忙しい方やDIY初心者でも短時間で本棚が完成するでしょう。ただ壁に穴をあけるため、本棚の位置を変える可能性があるときは注意が必要です。

こちらは耐荷重に優れた発泡スチロールのブロックに棚板を重ねただけの簡単DIY本棚。ブラックの発泡スチロールブロックがおしゃれ感を一層高めていますね。ブロックと棚板を順番に重ねるだけの作り方ですが、地震などで倒れる可能性もあるため段数を増やしすぎないように注意しましょう。不安なときは両面テープで補強するなどの対策を行ってください。

本屋さんの陳列棚のような本棚は、上部を階段式にすることで後ろに収納した本も見やすい設計になっています。一見難しそうにも見える本棚の作り方ですが、後方の棚は底上げすることで階段式に見せる方法もあります。収納量もブックシェルフより増えるので、おしゃれに本をたっぷり収納したい方にもおすすめの作り方です。

DIYといえばすのこ！というくらい、今では定番のDIY材料のすのこ。すのこにアイアンバーを取り付けただけのブックシェルフは、簡単DIYにもぴったりの作品です。すのこに塗装を施せばおしゃれな本棚にアレンジできますので、短時間でコンパクトな本棚を作りたい方は挑戦してみましょう。

本棚には本を立てて並べるという印象が強いですが、あえて寝かせて並べるのもおしゃれですね。棚板の幅はたっぷり使いますが、手に取りやすい設計なので子供部屋の本棚にもおすすめ！

木箱を重ねて作る本棚は、お好みに応じて段数や収納量を調節することもできます。一つの木箱を作るのはとても簡単なので、DIYの練習を兼ねて作るのも良いですね。本棚にアレンジするときはきれいに木箱を重ねるよりも、少しずらして重ねるところがおしゃれに見せるポイント！ただ木箱を重ねるだけでは崩れる可能性もあるので、L字金具などで補強することをおすすめします。

簡単・おしゃれな本棚の作り方と、様々なDIYの本棚作り方事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？簡単DIYだとおしゃれに見せることは難しいとお思いの方も多いでしょうが、DIYはアイデア次第でどちらも叶えることができます。簡単・おしゃれな本棚の作り方で、理想の本棚を手に入れましょう。