関東連合という半グレ集団をご存知の方は多いかと思います。過去の歌舞伎俳優の市川海老蔵さんを暴行するという事件で大きな話題になった不良グループが関東連合です。その関東連合は東京中心の活動しており、暴力団ではないものの裏社会ではかなり力のある集団です。

その関東連合ですが、恐れていたのが今回紹介する木村兄弟です。兄は木村奏一郎で、弟が木村孔次郎というアウトロー界では最強の兄弟と言われています。今回はその木村兄弟の現在を紹介すると共に、木村兄弟とはどんな人物なのか？関東連合との関係、伝説エピソードなどを紹介致します。

まず、木村兄弟を紹介する前に関東連合について紹介致します。関東連合とは東京都世田谷区や杉並区を拠点に置いていた暴走族が1973年に作ったのが関東連合です。関東連合自体は2003年に解散となっていますが、OBなどがそのまま裏社会で活動するようになり、六本木クラブ襲撃事件や西新宿事件などに関わりがあります。OBではありますが、今でも元関東連合のOB達を関東連合と呼ぶこともあります。

東京を仕切っていた半グレ集団ですが、もちろん対立しているグループも多く存在します。反関東連合の中で特に有名な組織は新宿ジャックス、打越スペクターなどのグループが特に有名です。今回紹介する木村兄弟は反関東連合の新宿ジャックスに在籍していたようです。

木村兄弟の兄の木村奏一郎はかなりイケメンで、地元でも有名なイケメンだったそうです。しかし、喧嘩は相当強かったようで、不良界ではかなり恐れられていたようです。しかし、木村奏一郎は自ら喧嘩を売るという行為はほとんどしないようで、売られた喧嘩は必ず買っていたタイプの不良です。弱い人間に手を出すということはしなかったようで、身内には優しい慕われるタイプだったそうです。

木村兄弟の弟の木村孔次郎は兄を支えるかなりの切れ者で反関東連合の頭脳と言われる存在だったそうです。下剋上を得意としていたそうで、強者だった関東連合が木村兄弟に手を出せなかった理由は敵にすると面倒な相手だったからと言われています。

木村兄弟には伝説エピソードが多く存在します。その中でも特に有名な伝説エピソードを順番にご紹介致します。最初の伝説エピソードは「西新宿事件の黒幕？」です。

西新宿事件とは新宿ジャックスを創設した喧嘩最強の男と言われた金村剛弘が集団で金属バットで襲われ殴り殺されたという事件です。この事件には木村兄弟が深く関わっているのではないかと言われています。

新宿ジャックスといえば木村兄弟が在籍していた組織でその創設者の金村剛弘をなぜ、襲う必要があるのか？実は金村剛弘は新宿ジャックスでありながら、関東連合と非常に中が良かったそうで、過去には木村兄弟とコンビニで揉めたこともあるそうです。木村兄弟にとって先輩にあたる金村剛弘でしたが、木村兄弟は別の人物の下についており、先輩とは思っていなかったようです。

コンビニで金村剛弘と揉めた際には金村剛弘は抵抗せずその場から去っていったそうで、その噂が広まり「金村剛弘は木村兄弟にビビって逃げた」と言われるようになってしまいました。

そして、後日金村剛弘はお好み屋に訪れて、関東連合と敵対するグループを鉢合わせになってしまい、木村兄弟との一件の挽回をするために相手の男を一発KOさせました。やっぱり「金村剛弘は強い」という印象を残しましたが、敵対するグループは復讐の為、金村剛弘を襲撃し殺害したと言われています。その事件を裏で操っていたのが木村兄弟の弟の木村孔次郎ではないかと言われていました。

なぜ、新宿ジャックスの金村剛弘を殺害したのか？先ほども紹介したように金村剛弘は新宿ジャックスでありながら関東連合とつるんでいたりと立場が非常に曖昧な関係でありました。本来は新宿ジャックスや打越スペクターのような組織は反関東連合の立場にあるので、金村剛弘を良く思っていなかった者も非常に多いようです。それが理由もあり、金村剛弘は始末されてしまったのではないかと言われています。因みにこの事件の犯人は未だに捕まっていませんので、真相は不明です。

次の伝説エピソードは「六本木クラブ襲撃事件の黒幕？」です。この事件がメディアで報じられたことで関東連合の名前が世に広まっらきっかけでもあります。関東連合のOB達が六本木にあるクラブ「フラワー」を襲撃して一般男性を殺害したという事件です。

この事件で現在までで18人の関東連合OBなどが逮捕されていますが、関東連合のリーダーと言われている見立真一は現在も逮捕されておらず指名手配されています。

この事件にも木村兄弟は大きく関わっていると言われています。関東連合はなぜ、クラブを襲撃したのか？その理由は金村剛弘を殺害した黒幕と言われている木村孔次郎が六本木のクラブのフラワーにいると聞きつけ襲ったのですが、間違って関係のない男性を殺害してしまったという事件です。

間違ってしまった理由は木村孔次郎が事前に偽の情報を流し、自分と身なりが似ている男性が木村孔次郎だと情報を流し、関東連合はそれに騙されて全く関係のない方を殺害してしまったと言われています。この事件では関東連合のOBなど18名が逮捕され、見立真一も国外に逃げてしまっています。実質関東連合を半壊させたとして黒幕の木村兄弟にとって伝説エピソードと言われています。

元々は関東連合と木村兄弟の関係は悪くなかったとも言われています。兄の木村奏一郎は喧嘩は強いが心の優しい人間で、弟の木村孔次郎は切れ者だが兄には従っていたそうです。

関東連合との関係が悪化したのは、関東連合が木村兄弟に加入のオファーをし、そのオファーを断った時から徐々に関係が悪化し、関東連合と敵対する組織がどんどん木村兄弟のところに集まってきたことで対立関係が悪化していったそうです。そして、西新宿事件が発生し関係は最悪の状態になってしまいました。

六本木クラブ襲撃事件の黒幕と言われていますが、実際のところは真相は不明です。関東連合の幹部達が多く逮捕され、それぞれに判決も下っています。見立真一だけが逮捕されていないのですが、木村兄弟が黒幕だという証拠もないので事件の真相は謎のままです。

もし、木村兄弟が関わっているのであれば、木村兄弟の命も危ないという状況です。そんな木村兄弟は最近名前を聞く機会が減ってしまいました。木村兄弟は現在どうしているのか？

木村兄弟ですが、最近はアウトロー界でも名前は聞かなくなりました。現在はどうしているのか調べたところ、木村奏一郎は万引きされて逮捕されたと噂されています。六本木クラブ襲撃事件で逮捕された石元太一のブログで木村兄弟の兄が万引きしたと綴っていたそうです。ニュースにはなっていませんので詳細は不明ですが、信ぴょう性のありそうな情報です。万引きならそこまで重い罪ではありませんので現在は出所していると思われます。

弟の木村孔次郎は2017年に微量の大麻所持で逮捕されています。二人揃って逮捕されているのも、関東連合からの身を守る為に収監目的で計画的に逮捕されたのではないかと言われていますが、現在の木村兄弟に関してはあまりに情報がありませんので不明です。

今回は関東連合が最も恐れていたと言われている木村兄弟の伝説エピソードなどをご紹介しました。木村兄弟が西新宿事件に関わっていたのか？六本木クラブ襲撃事件の黒幕なのか？は不明ですが、可能性としては非常に高いのではないでしょうか。現在の木村兄弟ですが、関東連合から命を狙われていると考えられますので情報がほとんどありませんでした。今後、木村兄弟と関東連合がどのような行動をとるのかにも注目されています。