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MSM8996の性能は?様々なスマホCPUの性能を徹底比較!

2024.02.25

Snapdragon820(MSM8996)はさまざまなスマホに搭載されている人気のチップセットですよね。今回はSnapdragon820(MSM8996)の性能や特徴を詳しく解説いたします。また懸念の発熱問題にも言及いたしますのでぜひ最後までお読みください!

  1. Snapdragon820 (MSM8996)とは?
  2. Snapdragon820(MSM8996)のCPUコアはKryo(クライヨ)
  3. Snapdragon820(MSM8996)のGPUコアはAdreno530
  4. Snapdragon820(MSM8996)は通信性能が大幅にアップ
  5. Snapdragon820(MSM8996)はデジタルシグナルプロセッサにHexagon680を搭載
  6. デバイス上で学習する技術Zerothプラットフォームを搭載
  7. Snapdragon820(MSM8996)は3D指紋認証にも対応
  8. Snapdragon820(MSM8996)の性能をベンチマークアプリでテスト
  9. Snapdragon820(MSM8996)搭載のスマホ・タブレット機種
  10. Snapdragon820(MSM8996)と発熱問題
  11. まとめ
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Snapdragon820(MSM8996)は、クアルコム社が開発したスマホやタブレット向けのチップセットです。CPU、GPU、メモリなどのチップを一つにまとめたチップセットですね。必要な機能を一つのチップにまとめることで、スマホやタブレットの小型化、軽量化に貢献しています。
Snapdragon820(MSM8996)は「Kryo(クライヨ)」、「X12 LTEモデム」、「Adreno530」、「Hexagon 680 DSP」で構成されています。いずれにおいても電力効率は向上しておりプロセッサ全体では、Snapdragon810と比較して電力の消費をおおよそ30%程度抑えています。
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CPUコアのKryo(クライヨ)は64bitのクアッドコアCPUです。動作クロックは最大2.2GHzです。普段使いとしては十分な性能がありますね。ちなみにこちらのCPUコアはクアルコムの独自技術によってカスタム設計されたCPUです。なおSnapdragon 810と比較して、CPUの性能はおおよそ2倍にアップしました。
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映像処理系のGPUコアにはAdreno530を搭載。前世代のAdreno430と比較して40%のパフォーマンスアップを果たしました。そのためさらにハイクオリティなCG処理が可能になりました。
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Snapdragon820(MSM8996)は前世代と比較して通信性能がさらにパワーアップしました。X12 LTEモデムを搭載して4Gネットワークでは下り最大600Mbps、上り最大150Mbpsを実現。
Wi-Fiに関しては、複数のユーザーが同時に使っても快適に利用することができるIEEE 802.11ac MU-MIMOに対応。また最大3Gbps以上を実現する近距離向けの高速通信規格IEEE 802.11adにも対応しています。
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Hexagon680はメインで動作するCPUコアの代わりにさまざまな処理を肩代わりします。そのためバッテリーの消費を抑えることができ省電力に寄与いたします。
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Snapdragon820(MSM8996)はユーザーのデバイス利用から学習する技術のZerothプラットフォームを搭載しています。クラウドではなくデバイス上で学習技術を提供するのでデータをサーバに送る必要がありません。そのためプライバシーやセキュリティ対策の上でもメリットがあります。ちなみにZerothプラットフォームは機械学習によるアンチマルウェア対策に活用されます。
スマホやタブレットでのマルウェア・ウィルス対策はこれまでは主にソフトウェアに頼っておこなわれてきました。そこでソフトウェアに加えてさらにハードウェアの力も使ってセキュリティ対策をおこなっていこうという考えのもとZerothプラットフォームは開発されました。
ちなみにZerothプラットフォームは高い潜在力を持つ技術で、スマホやタブレット以外にも自動車やウェアラブル端末などさまざまなデバイスに応用できる技術のようですね。サーバにつながなくてもデバイス上で学習する技術のようですのでいろいろな用途への応用が期待されますよね!
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Snapdragon820(MSM8996)は3D指紋センシング技術の【Sense ID】を搭載。従来の2次元による指紋認証とは異なり超音波を使う3Dの指紋認証技術です。メリットがたくさんある技術で、例えば指が汗や水でぬれていたりハンドクリームがついている状態であっても超音波を使うことで高精度の認証を可能とします。
新技術がいろいろと開発されて、今後ますます指紋による認証が進んでいきそうですよね!
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Snapdragon820(MSM8996)の性能をベンチマークアプリAnTuTuでテストした場合、前世代のSnapdragon810と比較しておおよそ1.5倍~2倍程度のパフォーマンスを示すようですね。
またExynos7420(サムスン電子製のチップ)やKirin950(ファーウェイ製のチップ)と比較してもSnapdragon820がAnTuTuの総合スコアで上回っているようですね。Snapdragon820がいろいろなメーカーのハイエンドモデルのスマホやタブレットに搭載されるのもうなずけることですね!
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国内メーカーのスマホでは、ソニーのXperia X Performance(ドコモ SO-04H/au SOV33/ソフトバンク 502SO)やシャープのAQUOS ZETA (ドコモ SH-04H)、AQUOS SERIE (au SHV34)、AQUOS Xx3(ソフトバンク) などに搭載されています。
海外メーカーのスマホでは、SamsungのGalaxy S7 edge(ドコモ SC-03H/au SCV33)やHTCのHTC 10(au HTV32)、ASUS ZenFone3などに搭載されています。
またタブレット端末の場合ではSamsungのGalaxy Tab S3に搭載されていますね。
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前世代のSnapdragon810では搭載機種の端末が非常に熱くなる発熱問題がありました。端末が発熱してしまうので処理速度が落ちたり、電池消耗が激しくなる不具合ですね。
Snapdragon820についてはその点の対策がなされているようですね。そのためSnapdragon810と比較して端末が非常に熱くなったり処理速度が落ちたりするような発熱問題は軽減されていますね。
ただし軽減されたとはいえ海外においてはSnapdragon820を搭載したGalaxy S7、Galaxy S7 edgeについて放熱パイプを実装したモデルなども展開されているそうですね。そのためSnapdragon810と比較すればマシにはなったけれども多少の発熱はあると考えたほうがいいのかもしれませんね。
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さてSnapdragon820の性能について詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?Snapdragon820はいろいろなメーカーのスマホやタブレットに搭載されていましたね!
またSnapdragon810で騒がれた発熱問題についてはSnapdragon820では発熱に関して改善がなされたので少々安心しましたよね。
さてチップセットの技術革新のスピードはとても速くて目が離せないですよね。目まぐるしい変化ですけどもバージョンアップはスマホ・タブレットの性能をさらに高めるので今後とも期待したいものです。それでは最後までお読みくださってありがとうございました!