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MSM8916の性能は?様々なスマホCPUの性能を徹底比較!

2024.02.25

Snapdragon410(MSM8916)はさまざまなスマホに搭載されている人気のチップセットです。今回はSnapdragon410(MSM8916)の性能や特徴を他のチップセットと比較しつつ詳しく解説いたします。ぜひ最後までお読みください!

  1. Snapdragon410(MSM8916)とは?
  2. Snapdragon410(MSM8916)の搭載機種
  3. Snapdragon410(MSM8916)のCPUコアはCortex-A53
  4. Snapdragon410(MSM8916)の通信スペックその1【4G、LTEに対応】
  5. Snapdragon410(MSM8916)の通信スペックその2【Wi-Fi、Bluetoothに対応】
  6. Snapdragon410(MSM8916)の映像スペック
  7. Snapdragon410(MSM8916)は28ナノメートルプロセスで製造されている
  8. Snapdragon410(MSM8916)の性能をベンチマークアプリでテスト
  9. ゲームの動作性
  10. まとめ
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Snapdragon410(MSM8916)とは、クアルコム社が製造・販売しているSoC(エスオーシー)のことです。ちなみにSoCとは複数の機能を一つにまとめたチップセットのことです。スマホの場合でしたらスマホの中枢機能をワンチップにまとめたものといえますね!
ところでSnapdragon410が製品名で、MSM8916が型番になります。ちなみにSnapdragon410(MSM8916)はSnapdragonシリーズで64ビットに対応した初めてのSoCになります。
Snapdragon410(MSM8916)は、ミッドレンジ価格のスマホに搭載されているSnapdragon400の後継にあたるシリーズで、2013年末にクアルコム社により発表されました。
64ビットチップを採用することで性能が上がり、多くのデータをさらに効率的に処理することができるようになりました。おかげで高速処理が必要なアプリの利用も可能になってきましたね。
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キャリア系のスマホとしてはドコモのarrows Be F-05J(富士通)などに搭載されています。SIMフリースマホだとarrows M04 PREMIUM(富士通)、arrows M03(富士通)、arrows M04(富士通)、ZenFone 2 Laser(ASUS)、ZenFone Max(ASUS)などに搭載されています。こうしてみると富士通製のスマホが多いですよね。
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Snapdragon410(MSM8916)のCPUコアはARMv8対応の【Cortex-A53】です。CPUクロックは最大1.2GHzでコア数は4です。Cortex-A53は、Snapdragon400で採用されたCortex-A7と比較してさらにパワーアップした性能を誇ります。
またCortex-A53は、上位のプロセッサであるCortex-A57と同じ機能を持ちますが、周波数を下げて省電力化させることによってエネルギー効率や消費電力あたりの性能を高めています。そのためスマホのバッテリーが長持ちするCPUコアといえそうですね。
ただ、Snapdragon430などの後継シリーズと比較しますとCPUの性能は多少落ちてしまいますね。
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Snapdragon410は64ビット対応のプロセッサで、3Gに加えて4GやLTE通信にも対応しています。またデュアルおよびトリプルSIMにも対応しています。
ちなみにデュアルSIMとは1台のスマホに2枚のSIMカードを入れることができる機能のことです。同じようにトリプルSIMとは1台のスマホに3枚のSIMカードを入れることができる機能のことですね。
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Snapdragon410は無線通信規格に関してはWi-FiやBluetooth、FM、NFCに対応しています。また衛星測位システムについてはGPS、GLONASS、BeiDouなどに対応。このようにSnapdragon410は数多くの通信規格を搭載したオールインワンのチップセットになっていますね。
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GPUコアにはAdreno306を搭載しており1080pのフルハイビジョン動画の再生が可能となっています。また1300万画素のカメラにも対応しています。このように映像関係において高い処理能力を有していますね。
ちなみにGPUコアのAdrenoはAMD社から買収した技術をベースとして開発されていますので、信頼できるGPUコアといえますね。
スペック的に考えて、ゲーム関係でいえば最新の3D映像を駆使したゲームは少し厳しいかもしれませんが、2Dゲームなどでは問題なく使えるレベルでしょう。
このようにみてきますと前世代のSnapdragon400と比較するとSnapdragon410のほうが映像スペックがワンランク高いといえるでしょう。
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Snapdragon410は28ナノメートルプロセスで製造されています。(ちなみに1ナノメートルは10億分の1メートルです。ものすごい小さい単位ですね!)ちなみにクアルコム社のほかの高速チップシリーズもSnapdragon 410と同じ28ナノメートルプロセスで製造されているようですね。
一般的にコンピュータの性能は半導体チップの回路が微細化するほど高性能化するといわれています。28ナノメートルなど一般人の感覚からすれば想像もできない微細さですが、半導体の小型化の追求が技術革新につながっているというわけですよね!
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スマホの性能を測るベンチマークアプリのAnTuTuでテストした場合、Snapdragon410を搭載したスマホはおおむね23000~25000あたりのスコアを示すようです。
23000~25000あたりのスコアがあるならば、SNS、メール、webブラウジングなどのベーシックな利用では快適に動作するでしょう。ただしベーシックな利用では問題はないけれども最新のミドルハイ機種と比較すると性能は一歩落ちるといったところでしょうか。
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さてゲームの動作性について少し言及いたします。Snapdragon410のCPUスペックやGPUスペックなどを総合して考えますと高度な処理能力を必要とする3Dゲームをサクサクと快適に動かすにはやや厳しいものがあるでしょう。
しかしパズルゲームなど普通の2DゲームでしたらそれほどCPUに負担がかかりません。そのためSnapdragon410を搭載しているスマホであれば2Dゲームでしたら普通程度には快適にゲームができるといえるでしょう。もちろん2DゲームでもゲームによってはCPUに強い負担がかかるものがありますのであくまで一般的な傾向としての話になります。
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さてSnapdragon410(MSM8916)の性能について比較を交えつつ詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?調べてみるとSnapdragon410のチップは富士通のarrowsのような身近なスマホにも搭載されていましたよね。
ミドルレンジ向けに開発されたSnapdragon410は2014年頃からミドルからローエンドのスマホに搭載されて、スマホの低価格化に貢献してきました。低価格でそこそこの性能があるスマホはとても助かりますよね!
2018年現在ではSnapdragon410は最新のSnapdragonシリーズと比較しますと、性能はやや落ちますがベーシックな使い方ではまだまだ活躍できるということが分かりました。
さてチップセットの技術革新のスピードはとても速くて目が離せないですよね。目まぐるしい変化ですけどもバージョンアップはスマホ・タブレットの性能をさらに高めるので今後とも期待したいものです。それでは最後までお読みくださってありがとうございました!