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エタノールで掃除をする際の注意点は?用途や濃度などのポイント解説!!

2024.02.25

エタノールは手指の消毒によく使われますが、掃除にも活用できることはご存知ですか?エタノールは殺菌力が強いため、いろいろな場所を綺麗にすることができます。ただ使い方にも注意があり、間違って使うと体に悪影響なことも。この記事では上手に掃除する方法をまとめています。

  1. エタノールって何?掃除に使うものなの?
  2. エタノールでお掃除!おすすめはどっち?①無水エタノール
  3. エタノールでお掃除!おすすめはどっち?②消毒用エタノール
  4. エタノールは拭き掃除が基本!①ドアノブの皮脂取り
  5. エタノールは拭き掃除が基本!②風呂場のアカ取り
  6. エタノールは拭き掃除が基本!③冷蔵庫のカビ取り
  7. エタノールを噴射する掃除方法も!④玄関のニオイ取り
  8. エタノールを噴射する掃除方法も!⑤畳のカビ取り
  9. エタノールを使用する時の注意!エタノールは可燃性!
  10. 【まとめ】使用上の注意を守ってエタノールで掃除しよう!
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エタノールはアルコールの一種で、燃料やお酒、殺菌剤に使われます。エチルアルコールやエチルハイドレートとも呼ばれ、薬局などでも市販されているため気軽に購入できます。用途としては一般的な消毒液から、適切な配合をすれば虫よけスプレーや消臭スプレーにも使うことができます。
引用: https://news.merumo.ne.jp/articleimg/7215843/0
また、水にも油にも溶けるという特性があるため、手作りの化粧品にも利用が可能です。
エタノールがカビに効果があるというのは、エタノールが消毒になる原理と同じです。エタノールにはたんぱく質を凝固させて活動を止めるという性質があるのですが、カビもたんぱく質の一種ですので活動が止まります。注意したいのがエタノールには漂泊作用がないということで、特に黒カビは要注意です。
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無水エタノールはアルコール濃度99.5%以上の高純度アルコールをさします。揮発性が高く刺激臭が強いため、換気をおこないながら使うのが理想的です。主な用途は燃料ですがたんぱく質の凝固作用もあります。濃度が濃いなら殺菌作用も高そうですが、無水エタノールは殺菌できません。
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すぐに乾いてしまうためそのままでは掃除には不向きですが、濡れると不都合がある家具家電の掃除や、コンセント周りのホコリの掃除、霧吹きでの空気洗浄などには向いています。
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しかし成分としては消毒用エタノールと同じなので、水で希釈して濃度を薄めれば消毒用エタノールとして使えます。希釈する手間を考えると消毒用エタノールを使った方が早いことや、消毒用エタノールよりも高価なことを考えると、掃除をする際は無水エタノールより消毒用エタノールを買ったほうがよさそうです。
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消毒用エタノールはアルコール濃度76.9~81.4%ほどのものをさします。水が含まれているため殺菌作用があるほか、揮発性が弱まっているので拭き掃除に適した状態です。無水エタノールも消毒用エタノールも薬局で購入できますが、消毒用エタノールはプッシュ式など使いやすいボトルに入って市販されていることが多いです。
身近なところでは除菌ウェットティッシュに含まれていたり、注射や点滴を打つときに腕に最初に塗られるすっとしたにおいのものが消毒用エタノールです。無水エタノールよりも濃度が薄い分皮膚刺激は薄く、また殺菌力もあるため医療現場ではよく使用されています。
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また、消毒用エタノールには殺菌作用のほかにも消臭作用があり、空気中に噴射するとくさい臭いを消してくれる効果があります。消毒用エタノール自体にもにおいがありますが、噴射する場合はにおいもすぐに霧散します。
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ドアノブは汚い手で触る分、汗や汚れなどがよくついてしまう場所です。手で直接触れるため、指紋がべたべたついてしまうのも悩みの種ですよね。しかし、エタノールにはたんぱく質を固める作用があるため、エタノールを含ませた布などで拭くとかんたんに汚れが取れます。
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また、エタノールには除菌作用もあるので、外気に触れがちなドアノブも清潔に保つことができます。青カビが発生している場合はその除去も可能ですね。
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風呂場には黒カビや赤カビなどがありますが、一番綺麗に取れるのが赤カビです。赤カビは「ロドトルラ」という名前のついた細菌なのですが、酵母菌なので繁殖がとても速いです。加えて室温・湿度・栄養分(アカや髪の毛)といった条件がそろっており、浴室には赤カビが多く発生してしまうのです。
エタノールによって除去する場合は、キッチンタオルやティッシュペーパーにエタノールをしみこませ、カビがある部分にパックをするように貼りつけましょう。20秒ほどで剥がしたら、市販の浴室用ブラシでこすります。この時、ブラシにもエタノールを染み込ませておくと効果的です。
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市販されているものでは重曹や塩素系漂白剤もおすすめですが、とくに漂白剤の方カビのは色を抜くだけで実際は落ちていないということもあるので注意です。エタノールで除去する方法と併用する場合は漂白を最後にすること、両方は混ぜないことを徹底しましょう。
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冷蔵庫は庫内温度が低いはずなのになぜカビが生えるんだろうと思うかもしれませんが、実はカビは0度以上あれば活動ができる生物です。扉の開け閉めや、温かいものをそのまま冷蔵庫に入れたりしていればさらに温度が上がってしまうため、カビは問題なく繁殖できます。
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特に面倒なのがドアのパッキンに繁殖した黒カビですが、市販されている綿棒などの細いものにエタノールをつけてこする方法や、前述のパックで染み込ませる方法がおすすめです。もちろん黒カビ予防に除菌としてエタノールを塗っておくのもよい方法です。
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玄関は靴が多く置いてあったり、空気がこもりやすく臭いやすい場所です。来客を迎えるのにも、入っていきなり臭いを感じるような玄関にしておきたくはないですよね。エタノールには消臭・除菌作用があり、これは市販されているリ○ッシュなど多くの消臭除菌スプレーと同等の効能です。
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ただ、エタノールには芳香成分が入っていませんから、噴射しても無臭に近づけるだけですのでご注意ください。匂いのあるものがよい場合は市販のものを買ったほうが楽ですよ。濃度は希釈してもしなくても大丈夫ですが、もちろん無水エタノールの場合は薄めてください。
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濡らせないけど掃除はしないとまずいものの一つに畳があります。今はプラスチック畳といってイグサを使わないものも市販されていますが、古き良き畳の場合は水拭きするわけにはいきませんし重曹も使えません。掃除機も、排気口からカビの菌を撒き散らしてしまうので使ってはいけません。
エタノールを霧吹きで吹きかけるだけでも除菌効果があり、内部にひそむカビの原因菌を凝固させてくれます。畳のカビ臭はなかなかとれませんが、歯ブラシで畳の目に沿ってカビを落とす方法もおすすめです。
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目の裏に生えてしまったカビはなかなか落ちませんので大変ですが、霧吹きでエタノールを噴射するだけでも殺菌効果はあります。エタノールは濃度が上がれば効果が高くなるというわけでもないので大変ですが、根気よくこすりましょう。
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エタノールを使用する時に注意したいのが、エタノールは引火性があるということです。冷蔵庫のパッキンを掃除する時などがそうですが、火の元が近くにある場合はエタノールの使用は控えましょう。掃除したい畳がある部屋のストーブなどのスイッチは確認しておくのがおすすめです。
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また、揮発性が高いというのはそれだけ空気中に散布されやすいという意味ですので、霧吹きを使った直後などに火をつけるのも大変危険です。部屋が密閉されている場合はなおさらで、気体が部屋に充満してしまうため換気をおこなってから火を使うようにしてください。
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エタノールは注意すべきところに気をつければ、それほど危険な薬品ではありません。適切な方法で掃除をして、カビや皮脂汚れをきれいに落としましょう!
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.katsufujiya.com/archives/003/2009/10/images/1297518994.jpg