湿度計はどんなことに役立つ？
湿度とは、空気中に含まれる水分量の割合のことをいいます。湿度計は、冷暖房や加湿器の使用の目安として役立ちます。同じ温度でも湿度が異なると感じ方に違いが出ます。湿度が高いと暖かく感じ、湿度が低いと涼しく感じます。温度が同じでも湿度を調節することで快適に感じることができます。
湿度計を見て適切な湿度や温度にすることで、熱中症対策や食中毒対策、乾燥対策などに役立ちます。また、湿度が80%以下だとカビが増えにくくなると言われています。快適な生活や健康的な空気環境の維持に湿度計は欠かせないと言えるでしょう。
湿度計の種類は？
湿度計には、「アナログ式」と「デジタル式」があります。どちらもメリット・デメリットがあるので、どちらのほうが優れているというわけではありません。どこのメーカーの湿度計を買うか悩む前に、アナログ式とデジタル式どちらが自分に合っているのか、それぞれのメリット・デメリットを確認しておくと良いでしょう。
アナログ式の湿度計のメリットは、電池が不要で遠くから湿度を確認したときに針が差す方向で大体の湿度が把握できるところが挙げられます。デメリットは、メモリが細かいのですぐに正確な数値を確認することができない点や検知速度が遅い点が挙げられます。また、アナログ式は強い衝撃を与えるとセンサーが狂いやすいです。
デジタル式の湿度計のメリットは、数字で湿度が表示されるのでひと目で確認することができ、小数点以下まで表示されるタイプならすぐに正確な数値を確認することができる点や検知速度が速い点が挙げられます。また、温度や時間を表示できるタイプや熱中症やインフルエンザ注意などのマークが表示されるものもあります。デメリットは、電池が必要な点と遠くからでは湿度の数値を確認しにくいという点です。
湿度計の選び方は？
湿度計は商品によってさまざまな特徴があるので、自分に適した湿度計を選ぶためには、「どんな特徴で選ぶか」が大切になります。湿度計の主な選び方5つをご紹介するので、ぜひ湿度計選びの参考にしてみてください。
【湿度計の選び方①】種類で選ぶ
湿度計の種類でご紹介しましたが、「アナログ式」と「デジタル式」は特徴も見た目も異なります。メリットデメリットを把握して、自分にとって使用しやすいほうを選びましょう。アナログ式は構造上デザインが限られてしまうことが多いですが、インテリアにもなるおしゃれなものが多いです。デジタル式は多機能なものが多いので、カレンダー、時間、温度など1つのアイテムにまとめることができます。
【湿度計の選び方②】置く場所で選ぶ
湿度計にはスタンド型、マグネット型、壁掛け型などがあります。湿度計は近くの空気の塊から湿度の数値を計るので、置く場所によって数値が変わります。湿度計を置く位置は、直射日光のあたる場所や冷暖房の風や加湿器があたる場所は避け、床から約1.5メートルくらい高さの位置が適切とされています。自宅の窓や冷暖房の位置から湿度計の置き場所を決め、適切なタイプの湿度計を選びましょう。
【湿度計の選び方③】寿命で選ぶ
湿度計には寿命があります。基本的に湿度計の寿命は3年～5年とされています。センサーの種類や使用環境にもよりますが、どのセンサーも使用期間が長くなると劣化していき、3年～5年で湿度計の誤差が大きくなります。湿度計は動かなくなるまでが寿命ではないので気をつけましょう。寿命で選ぶ場合は3年ごとの買い替えが必要なので、多機能で高精度な高価な湿度計よりも、比較的安価で精度の良い湿度計がおすすめです。
【湿度計の選び方④】値段で選ぶ
精度や機能を重視すると1000円以上する湿度計がほとんどです。とにかく安さ重視で、正確性よりも目安として湿度計を置きたいという場合には100均の湿度計でも十分でしょう。100均によって湿度計のデザインやタイプが違うのでチェックしてみましょう。
【湿度計の選び方⑤】誤差の少ないものを選ぶ
湿度計は常温、常湿に近い30～70%くらいのときは誤差が少ないとされていますが、5～10%誤差があるものもあります。湿度計には「±○%」のように、測定精度が表記されています。「±○%」の部分の数値が少ないと誤差が少なく、精度の高い湿度計と言えます。
高精度な湿度計おすすめメーカーは？
高精度な湿度計おすすめメーカーを5選セレクトしました。どの湿度計を買ったらいいか分からないという方は、ぜひおすすめメーカーをチェックしてみてください。メーカーによって特徴やデザインが違うので比較してみましょう。
【高精度！湿度計おすすめメーカー①】エンペックス気象計
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エンペックス気象計は、家庭用温度計、湿度計、気圧計専門メーカーです。アナログ式の湿度計が種類豊富にあり、インテリアとしておけるデザイン性の高い商品がたくさんあります。専門メーカーなので精度も抜群です。
【高精度！湿度計おすすめメーカー②】タニタ
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健康商品で有名なタニタは湿度計も人気が高いです。アナログ式、デジタル式両方とも種類が多く、機能性の高い商品が多いです。新しいタイプの湿度計は1日の温度や湿度がグラフ化されるので、毎日の温湿度管理に最適です。小さいお子様やお年寄りがいるご家庭におすすめです。
【高精度！湿度計おすすめメーカー③】ドリテック
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ドリテックはキッチンタイマーを中心としたキッチン用品やヘルスケア用品が人気のメーカーです。2003年4月より温湿度計を販売開始し、多くの方に使用されています。デジタル式の温湿度計の種類が豊富で、表示される数値が大きく見やすいです。
【高精度！湿度計おすすめメーカー④】シチズン
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シチズンは5つの事業領域に高い技術力のあるメーカーです。シチズンの人気の高いコードレス温湿度計は、親機と子機の2ヶ所の温湿度測定が可能で、子機から親機へ約1分ごとに温湿度を自動送信します。熱中症指標を4段階で表示するので、熱中症対策にとてもおすすめです。
【高精度！湿度計おすすめメーカー⑤】サーモプロ
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サーモプロはさまざまな製品を製造している高品質のメーカーです。サーモプロのデジタル温湿度計はバックライトとタッチパネル機能があり、薄暗いところや遠くからでも見やすいのが特徴です。現在の数値の表示の他、最高最低の数値も表示されます。
湿度計おすすめメーカー別値段・精度・寿命の比較一覧！
おすすめしたメーカーの商品の中からそれぞれ1つの湿度計をセレクトし、値段、精度、寿命を比較し一覧にまとめました。商品によって値段や精度が異なるので、比較一覧は目安として参考にしてください。
エンペックス気象計 スーパーEX高品質温・湿度計
値段：2484円（税込）、湿度計精度：±2%（35～75%、常温）、寿命：約3～5年
タニタ グラフ付きデジタル温湿度計
値段：4298円（税込）、湿度計精度：±5%（35～75%、それ以外±10%）、寿命：約3～5年
ドリテック デジタル温湿度計オプシスプラス
値段：2484円（税込）、湿度計精度：±5%（50～80%、それ以外±10%）、寿命：約3～5年
シチズン コードレス温湿度計
値段：4427円（税込）、湿度計精度：±5%（31～80％、20～30%・81～90%±10%）、寿命：約3～5年
サーモプロ デジタル温湿度計
値段：1599円（税込）、湿度計精度：±2%（30～80%、10～30%・80～99%は±3%）、寿命：約3～5年
100均の湿度計の精度は？
100均でも温湿度計を購入することができ、100均のお店によって縦長のものや丸いものなど種類もたくさんあります。気になる精度ですが、値段の高い湿度計と100均の湿度計を比較したところ、上下1～4%の違いしかなかった湿度計もあるようです。高価な湿度計に比べると100均の湿度計は精度が劣るので、100均の湿度計は目安としての使用が良いでしょう。
まとめ：湿度計は高精度なメーカーがおすすめ！
現在、湿度計は色々なメーカーからたくさんの種類の湿度計が販売されています。どの湿度計も約3～5年で寿命が来てしまうので、高価な湿度計にするか安価な湿度計にするか悩みどころです。しかし、正確性を求めるなら多少高くついても高精度なメーカーがおすすめです。それぞれ特徴や精度、デザインが異なるので自分の生活や予算に合った湿度計を選びましょう。湿度計選びに迷ったら、高精度な湿度計おすすめメーカーや比較一覧を参考にしてみてください！
