// FourM
Reftldh8yvajsuugyb1z

趣味

CATEGORY | 趣味

アナログ絵を描くには?スキャンの方法や道具選びから丁寧に解説!

2024.02.25

質感が出て簡単に描けることで人気なアナログ絵。デジタルの絵には出せない味が出るのも良いですよね。この記事では、アナログ絵のスキャンの方法や、道具選びまで、アナログ絵を描く方法について、丁寧に解説していきます。是非最後までお読みください。

  1. アナログ絵を描きたい!
  2. アナログ絵に必要な道具1:紙
  3. アナログ絵に必要な道具2:鉛筆
  4. アナログ絵に必要な道具3:色鉛筆
  5. アナログ絵に必要な道具4:コピック
  6. アナログ絵に必要な道具5:水彩絵の具
  7. さっそくアナログ絵を描いてみよう!
  8. アナログ絵の描き方1:構図・ポーズを決める
  9. アナログ絵の描き方2:下書きを描く
  10. アナログ絵の描き方3:清書をする
  11. アナログ絵のスキャンのやり方
  12. photoshopを使って絵を調整するやり方
  13. まとめ
現在はフォトショップやペイントなどのデジタルツールで絵を描くイラストレーターも増えていますよね。
しかし、アナログ絵はこのようなデジタルツールを使いません。スキャンや色調補正機能以外は、全て鉛筆などで手描きをします。
手描きだからこそ表現できる質感や線が魅力的なアナログ絵。この記事では、アナログ絵に使う道具や、アナログ絵の描き方、スキャンのやり方などについて詳しく解説していきます。
当たり前ですが、アナログ絵を描く際には、まずは紙が必要です。デジタル絵と異なり、画面上で絵を描くわけではないので、自分の絵に合った紙を選ぶ必要があります。アナログ絵を描く際の、紙の選び方についてご紹介します。
紙には「目」があります。紙を縦と横に折ってみるとわかりますが、どちらかが折りやすく、どちらかが、でこぼことした折り目になると思います。これは、紙の繊維に方向があるためで、縦に折りやすい紙なら「たて目」、横に折りやすい紙なら「横目」の紙ということになります。
アナログ絵を描く際には、この紙の目が大きいものを選ぶことをおすすめします。アナログ絵を描く際には鉛筆を使うことが多いですが、アナログ絵の魅力は鉛筆のかすれ具合を使った表現ができることです。紙の目が荒い方が、鉛筆の粒子がのりにくいため、線にかすれ感が出て、アナログ絵っぽくなります。
そのため、できればコピー用紙よりも画用紙を選ぶようにしましょう。画用紙にも様々な種類がありますが、世界堂などでは大量購入すれば割安となるのでおすすめです。練習用なら安いコピー用紙を用いても問題ありませんが、スキャンする際におすすめなのはやはり画用紙です。
鉛筆は、硬さの異なるものを3種類ほど持っておくと便利です。また、メーカーによって硬さや粉の出方が異なるため、自分に合ったものを見つけると良いでしょう。
基本的に使う鉛筆は2B~4Bくらいの硬さのものを選ぶのがおすすめです。少し柔らかい鉛筆の方が、色をうまく出すことができます。2Bと4Bを一本ずつくらい持っていると良いでしょう。より太くて線に濃淡のある絵を描きたい時は、4Bの鉛筆を使うと良いです。
HBの鉛筆は、芯が硬いので、デッサンなどで細部を表現する場合や、紙の目を潰して、色を濃く見せるために使うのが良いと思います。
色鉛筆は、鉛筆と同じように使うことができるので、アナログ絵初心者の方にもおすすめな色彩道具です。強弱をつけるのも簡単で、細かいところも塗りやすいのが特徴です。しかし、色鉛筆の色を混ぜて使うのは大変難しいため、最初は基本的な48色を揃えて、そこから表現の幅を広げるために色を足して行くのが良いでしょう。
コピックは、油性マーカーであり、豊富な色が取り揃えられており、また発色も良いため大変人気です。また、ペン先が2種類あり、広範囲を塗ることができるコピックワイドと、ペン先を備えたコピックスケッチの二種類があります。ペン先を、専用のキットに付け変えると、エアブラシとして使用することもできます。コピックは、イラストの菜食で利用されるだけではなく、建築屋ファッションデザインでも使われることが多く、重ね塗りをするとグラデーションも簡単に作ることができ、表現の幅を広げることができる便利な道具です。
水彩絵の具は、ウォーターカラーとガッシュの二種類があります。ウォーターカラーは、水の量によって濃淡が異なり、同じ色調で奥行きを出すことなどができます。また、絵の具が水で滲んで広がりが出るため、グラデーションをつけることもできます。ガッシュはしっかりとした色彩で、水にも溶けにくいです。色を強く出したい時には、こちらのガッシュがおすすめです。
紙と鉛筆が揃ったら、さっそくアナログ絵を描いて見ましょう。なんども描くことが上達の近道なので、紙と鉛筆などの道具は十分に用意して始めましょう。
すでに描きたい絵が決まっている人にはいらない行程ですが、まずは構図をしっかりと決めてくだい。人物を描く場合、ポーズをしっかりと決める必要があります。
雑誌のモデルさんやスナップ写真などを参考にして、腰の位置や体の重心などを考慮して、しっかりとポーズを決めてください。最初はラフな描き方で構いません。一枚の紙に、思いつくままいくつもの構図を描くやり方がおすすめです。
デジタルで絵を描く時は、主な線をなんども描きなおすことができるので、ラフな線もなんども修正することができますが、紙の上でなんども描きなおしてしまうと、紙が擦れてしまうため、一度下書きを描きます。
描き方は、ラフ画程度で良いですが、主線が何か、それなりに決めて描くようにしましょう。
下書きが決まったら、紙に聖書をしていきます。鉛筆の場合、陰影をつけることも可能なので、奥行きを出すために影をつける描き方をするのも良いでしょう。鉛筆や紙など、道具によっても、影のつき具合などは異なりますので、自分の好きな紙の柔らかさ、厚さ、鉛筆の太さを研究してみると良いでしょう。
また、この時に、色鉛筆やコピックで色をつけても良いです。鉛筆の線はかすれやすいので、色を塗る際は、手の置く位置にも注意して描いてください。
清書ができたら、いよいよアナログ絵をスキャンしていきます。
アナログ絵をスキャンする際には、濃度を調整していきます。アナログっぽさを出すためには、鉛筆の線の強弱ができるだけ細かく見えた方が良いので、コントラストは低めの設定にした方が良いでしょう。また、書類と写真の選択をする際には、写真の方を選んでください。
逆に、アナログで描いた線を、最終的にはかなり濃く塗りつぶしたい場合は、コントラストを高めにしてあげてください。そうすることで、写真の線も黒くなります。また、写真と書類の選択の際には、書類の方を選んであげるのが良いでしょう。
アナログ絵をスキャンしたら、photoshopを使って絵を調整します。
スキャンしたアナログ絵は、余計な線なども含まれており、そのまま線画としては使うことができません。まずはレベル補正をかけて、ゴミを飛ばしてください。ただし、この時全てのゴミを取り除いてしまうと、せっかくアナログ絵で出した質感が奪われてしまうので、うまく質感が残る程度に補正をかけます。
鉛筆の質感をしっかりと残したいのであれば、レベル補正の際に、コントラストは低めにして、また、紙のざらつきが残るよう白のしきい値をあげると良いでしょう。
逆に黒を強めに出したいのであれば、コントラストをあげると良いです。しかし、この時も、白のしきい値をあげておくと、アナログ絵の雰囲気を出すことができます。
自分の好きなやり方を見つけてみてください。なんども調整することで、好きな濃度を見つけることができるでしょう。
いかがでしたでしょうか。この記事では、アナログ絵の道具の選び方やスキャンのやり方、取り込み後の加工のやり方まで幅広く、アナログ絵について解説しました。道具や描き方によって、雰囲気が全く異なるアナログ絵ですが、なんども練習することで様々な表現方法を身に付けることができます。是非ともアナログ絵を自分の納得のいくやり方で描けるようになってみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。