パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | つけっぱなしのほうがお得だという話
皆さんはパソコンやエアコンなどの電気消費量が気になる家電において、「長時間つけっぱなしのほうが、こまめにつけるより電気代がかからない」という話を聞いたことがありますか？家電というのは起動にかかる電気消費量が非常に多いので、そういった話が存在するんですね。
ですが、実際のところはどうなのでしょう。場合によってはこまめに消すほうが安い場合があるのではないでしょうか？今回はその部分についてご紹介したいと思います。是非参考にして、これからに活かしてみてほしいと思います。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | つけたり消したりすると寿命は短くなるのか
まずつけたり消したりすることについてまとめたいと思います。まずつけたり消したりというのはあまり良いように思えないかと思いますが、製品の寿命に関わってくるのでしょうか。実際のところ、関係しているのでしょうが、ほとんどが「経年劣化」によるものだと思います。
つまり、寿命はつけたり消したりではなく、基本的に年月が経てば自ずとやってくるものであるということです。なかなかここの判断は難しいと思うのですが、つけたり消したりということが直接的な原因でパソコンが壊れたなんて話は聞いたことがありません。ですので、そこまで気にすることはないかと思います。
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パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | 各電力の消費量
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では、起動するときやそのまま電源を切らないで動かし続けた時の電力の消費量についてまとめていきたいと思います。どれくらいの電力を消費し、どれくらい大きいのかというのを見ていきたいと思います。是非参考にして、これからに活かしてみてほしいと思います。
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パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | ①起動にかかる電気消費量
まず最初にご紹介するのは「起動にかかる電気消費量」です。おそらく、ここが最も電化製品を使う上で電力を消費し、皆さんが懸念する点なのではないかと思います。起動してから落ち着くまで、大体「80W〜100W」近辺をうろうろします。やはり消費電力は大きいと言えます。
しかし、だんだん落ち着いてくると60W近辺まで下がります。ここまでくればまあ大分下がってきたと言えます。ですので、起動にはかかって100Wほどかかるということで良いと思います。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | ②動画を見るのにかかる電気消費量
続いては「動画を見ている時」にかかっている消費電力です。まず何もソフト等を立ち上げていない状態だと40Wくらいなのですが、動画などを見始めると60Wくらいまで上がります。消費電力はどれだけCPU率を使っているかということに比例するので、重たい作業をすればするほど消費電力は食います。
ずっと動画を見続けると60Wほどの電力が常にかかることになるので、その分の電気代も上乗せになります。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | ③重いソフトを動かしているときにかかる電気消費量
では次に「重いソフトを動かしている時」の消費電力はどうでしょうか。動画編集を行った際には90〜100Wと、起動と同じくらいの消費電力を食いました。非常に高いですね。これが常にかかっているということは、もうつけっぱなしが良いのか、電源は切らずともスリープが良いのかというのは明白ですね。
例えば「1時間あたり60W」なら話は変わってきますが、常にかかっている状態なので、これは避けるしかありません。電気代の節約にはどう考えても繋がらないですから、こまめに電源をオフにしたほうがいいのではないかということになりそうですね。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | ④スリープ中の電気消費量
ではスリープ中の消費電力はどうなのか、ということになりますね。スリープ中はものによって変わってきますが、やはりスリープ中というだけあって3〜5Wほどの電力だけで済みます。寿命云々などを語る前に、電気代のことを考えたら最悪でもスリープモードにこまめにしたほうが良いことになりますね。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | ノートパソコンではどうか
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ではノートパソコンではどうなのでしょうか。ノートパソコンの起動時にかかる電力は役40Wくらいで、段々と下がっていき15W近辺で収まります。大体デスクトップパソコンの電気消費量の3分の1〜4分の1になるということですね。ノートパソコンでも電気代を抑えるためにはやはりこまめにスリープなどをすることが大切であることが分かりました。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ | まとめ
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ではここで簡単にまとめます。デスクトップパソコンの場合で考えると、起動時に約80〜100W近辺をうろうろします。そして、だんだん落ち着いてネットサーフィンや動画視聴になると60Wくらいまで上がります。何もソフトを立ち上げていない状態だと40Wですから、6時間のうち、2時間動画を見て、残りの4時間をそのままにした場合、80W+120W+160Wの合計360Wの電気消費量であることが分かります。
それに対してこまめに電源を切る、ないしスリープを行うと、80W+120W+12Wの合計212Wということになります。約140Wくらいの差がありますから、動画があと2時間ほど見れることになりますね。電気というのは目には見えませんから、起動時にすごくかかると考えて、ずっとつけっぱなしにする人がいますが、例えばその時間がそこまで長くないにしても、やはりその間ずっと稼働しているわけですから、おすすめできません。
また、寿命に関しても経年劣化であると考えるならば、ずっと稼働させるというのはその時期を早めることになってしまいます。寿命が早まれば買い替えが故障はするでしょうし、寿命がなくなれば交換・新品購入が必要になってくることもあります。寿命を伸ばすためにも、そして電気代を抑えるためにもこまめにスリープは行いましょう。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ |注意点
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注意点としては何度も言いますが、起動時の電気消費量のほうが多いからずっと稼働させていたほうがいいという意見に盲目的に信じてしまうことです。これはケースバイケースと言えます。15分の外出などであれば、なんとも言えないでしょうが、1時間もそうであるというのは少し疑ってしまいます。しっかり自分のケースを考えて、電気代も抑えるつもりで行ってみて下さい。
パソコンはつけっぱなしの方がお得？ |最後に
いかがだったでしょうか？今回は「パソコンはつけっぱなしのほうがいいのか」ということに関してまとめてみました。家電製品は起動時にかかる消費電力が大きいということで、一回一回消さないで、つけっぱなしのほうがいいのかという考えが万円していますが、結論としてはこまめに消したほうが消費電力は抑えられるということが分かりました。
しかし、例えば本当に秒の世界で生きている人は起動が命取りになることがあるので、しっかりと自分の状況を判断する必要があると言えます。ただ、電気代を抑えたいと考えていて、ずっとつけっぱなしにしている人は改めてこまめにスリープはするようにしましょう。
使えば使うだけ劣化していきますし、つけたりけしたりするから寿命が近づくということはあまり考えられません。「使えば壊れていく」という考えが普通です。是非つけっぱなしが電気代を抑えられると考えていた人は改めて、見直してみてほしいと思います。
