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ディーゼルの軽油はなぜ安いのか?ガソリンとの比較解説!

2024.02.25

ハイオク・レギュラー・軽油と並ぶガソリンスタンドの価格表示。なぜディーゼルの軽油はどうしてあんなに安いのでしょうか?ディーゼルの軽油とガソリン車のガソリンの違いを、製造方法や価格、メリット・デメリットなどまじえて、比較解説します!

  1. ディーゼルとは?
  2. ディーゼルの軽油とガソリンの違いは?
  3. ディーゼルの軽油はなぜ安い?
  4. ディーゼル車のメリットデメリット
  5. ディーゼルの軽油はなぜ安いのか?ガソリンとの違いも比較解説!…まとめ
ディーゼル車とは、軽油を燃料として走行する車のこと。バスなどの大型車はディーゼル車ですね。以前は、ディーゼル車から排出される窒素化合物や粒子状物質が大気汚染原因として、規制の対象になっていました。
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しかし、近年はディーゼルエンジンの改良が行われ、ガソリン車並みの基準値を達成する、クリーンディーゼル車が登場しています。そのため、ディーゼル車を乗用する人も増えてきました。
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ガソリンも軽油も元は同じ原油。原油にはガスやワックスなど色々な成分が混合しているため、蒸留の温度を調節することで、ガソリン・灯油・軽油・重油などを抽出します。ガソリンと軽油の違いは、この蒸留温度の差なのです。

ガソリンとは

ガソリンは30℃から230℃の間で発生する蒸気を採取して作られます。低い温度で蒸発し、常温常圧でも良く燃えます。また、ガソリンは非常に揮発性が高く、常温でもどんどん揮発していきます。また、ガソリンの引火点はマイナス40℃ととても低いので、常温でも火を近づければ着火してしまいます。そのため、密閉して保管することが必須になります。
引用: https://a248.e.akamai.net/autoc-one.jp/image/images/3093829/002_o.jpg

軽油とは

一方、軽油は石油を蒸留し採取するときに、140℃から380℃で発生する蒸気から採取されます。軽油は高温高圧の場合によく燃えるという特性をもっています。そのため、高圧力をかけての燃焼が可能なため、燃焼効率・燃費ともに向上するのです。ガソリン車と比べて、ディーゼル車の燃費がいいのはこのためです。
引用: https://www.navikuru.jp/articles/file/335/69df3/?article_id=51&name=image02.jpg
軽油は引火点が45℃なので、常温では火を近づけても着火しません。揮発性もないので、ポリタンクの容器に入れて保管することもできます。

ガソリン車に軽油を入れるとどうなる?

「軽自動車だから軽油を入れてしまった」なんて聞くと冗談を言っていると思う人もいるかもしれませんが、実際に軽自動車に軽油を入れようとするドライバーはいるそうです。軽油の「軽」は軽自動車の「軽」ではないということですね。自動車にあまり詳しくない人や、初心者の人だと間違えてしまうこともあるかもしれません。
引用: http://blog-imgs-89.fc2.com/b/o/o/boozysato/20151110175616100.jpg
では、実際にガソリン車に軽油を入れてしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか?燃油タンクの中に、軽油しか入っていない場合は、エンジンすらかかりません。しかし、燃料パイプにある程度はガソリンが残っているので、問題なくある程度の距離を走ることができてしまいます。
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しかし、そのまま走り続けると、最悪、エンジンが停止することに。エンジンの交換は大掛かりな修理になってしまいます。もちろん、突然車が動かなくなれば、故障どころか事故の可能性もあります。
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ガソリンと比べると、軽油は安いですよね。なぜこのように価格差が出るのでしょうか?答えは意外なところ。実は、税金の差なのです。
ガソリン・・・揮発油税(48.6円/L)&地方揮発油税(5.2円/L)+消費税
軽油・・・軽油引取税(32.1円/L)
つまり、現行の税率で見ると、ガソリンが58.1円(消費税込み)、軽油が32.1円と1L「26円」の差があるのです。満タンにしたときのことを考えると、かなり差が出てきますね。
現在は安い軽油の税率ですが、クリーンディーゼル車の台頭で、ディーゼル車に乗用する人が増えれば、軽油の税率が上がる日も来るかもしれません。

メリット

軽油はガソリンと比較して、1Lあたり20円〜30円程度価格が安いので、燃料代が安くなるのが最大のメリットです。また、ディーゼルエンジンはガソリン車と比べると2~3割ほど燃費もいいので、給油する頻度自体も少なくなります。これは、ディーゼルエンジンが熱をエネルギーに変える効率がよいためです。
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また、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンと比べて、車のタイヤを回転する力=トルクという性能の数値がいいので、パワフルで加速がしやすくなります。高速道路での合流などでスムーズに加速することができます。

デメリット

デメリットは、ディーゼル車はガソリン車と比べて、価格が高いこと。ガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンの方が製造コストが高いためです。
また、軽油は高温高圧にする必要があるので、エンジンの回転数を上げることになります。エンジンの回転数を上げると、振動や騒音が増えることに。小さい車だと、乗り心地が悪くなってしまいます。他にも、軽油は低温に弱いので、低温になると凍ってしまうことも。もちろん、凍らないように、北海道や東北地方などの寒冷地では低温に強い軽油が販売されています。
引用: https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/032/181/831/32181831/p1.jpg?ct=ad393393b99b
ディーゼルの軽油はなぜ安いのか、ガソリンとの違いを比較解説しました。税金の差だったとは、驚きですよね。いくら軽油が安いと言っても、ガソリン車に軽油を入れるのは故障の元。間違っても入れないようにしてくださいね!
引用: http://www.diesel-car.info/img/gasorin.jpg
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2017/07/28/21bc21728cbd59847aae751076e60be7d62272fe_xlarge.jpg