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ピアノ|難しい曲ランキング!超絶技巧のクラシック曲をご紹介!

2024.02.25

超絶技巧曲とは、ピアノのクラシック曲の中でも人間離れしたテクニックが必要な、ものすごく難しい曲のことです。今回はそのようなピアノの超絶技巧曲の中から、特に有名な10曲をランキング。難しい曲の練習方法や、超絶技巧曲を演奏するときのコツもご紹介します。

  1. ピアノの難しい曲、超絶技巧曲ってなに?
  2. ピアノの難しい曲 ランキング1位 
  3. ピアノの難しい曲 ランキング2位
  4. ピアノの難しい曲 ランキング3位
  5. ピアノの難しい曲 ランキング4位
  6. ピアノの難しい曲 ランキング5位
  7. ピアノの難しい曲 ランキング6位
  8. ピアノの難しい曲 ランキング7位
  9. ピアノの難しい曲 ランキング8位
  10. ピアノの難しい曲 ランキング9位
  11. ピアノの難しい曲 ランキング10位
  12. 超絶技巧曲の練習方法は?
  13. 超絶技巧曲を演奏するときのコツ!
  14. まとめ
超絶技巧という言葉は、ハンガリーのピアニスト、フランツ・リストが作曲した、ピアノのための12の練習曲「超絶技巧練習曲」が由来です。
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いまだに、「フランツ・リストを超えるピアニストは現れていない」と言われています。リストの演奏は、繊細かつ、非常に情熱的で力強かったとされ、なんと演奏中に弦が切れたり、ピアノのハンマーが壊れることもあったといいます。
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リスト「ラ・カンパネラ」

「ラ・カンパネラ」は、有名な一流ピアニストでも演奏を避けるほどの超絶技巧曲で、超ド級のテクニックが必要です。
リストは、身長が180cm以上あり、指も腕も長かったことで有名です。リストの手は、広げると10度(ド~1オクター、ブ上のドの3度上のミまで)が余裕で弾けました。それ程、手が大きく、指が長くないと、跳躍の多い「ラ・カンパネラ」を弾きこなすことは難しいでしょう。
ただ、手の大きさや指の長さに恵まれていれば、この曲が弾けるようになるわけではなく、相当な覚悟でクラシックピアノを極めた、極々限られた超人だけが到達できる超技巧曲なのです。

超絶技巧練習曲より 第3番 変イ短調

フランツ・リストのピアノ作品『超絶技巧練習曲』の第4番です。両手10本の指が、それぞれの意思をもって勝手に動いているような、すさまじさです。

ショパン エチュードOp10-4 

「ショパン エチュードOp10-4」の世界最速演奏と言われるリヒテル。この曲をこれほど速く正確に演奏するとは、もはや神業です!

トリッチ・トラッチポルカ(シフラ版)

才能・美貌に恵まれたユジャ・ワン。若くして、比類ないテクニックを身に付け、魅せる演奏をしてくれます。もう、すごすぎて、指が見えません。

超絶技巧練習曲より 第5番 変ロ長調「鬼火」

フランツ・リストのピアノ作品『超絶技巧練習曲』の第5番です。非常に難易度が高く、有名な曲です。速く、それでいて力強い正確なタッチが要求されます。

リスト「半音階的大ギャロップ」

超絶技巧ピアノ曲と言えば、やはりリスト作品。特に、「半音階的大ギャロップ」は、アクロバティックで見応え、聴きごたえのある超絶技巧曲です。

リスト: 超絶技巧練習曲集 より 第11曲 夕べの調べ

辻井伸行による、リストの超絶技巧練習曲集のコンサート動画です。魂のこもった、それでいて優しい音色をお楽しみください。

リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行

熊蜂の羽音のような親しみやすい曲調もあって、広く知られている人気曲です。早弾きで有名なクラシック曲で、演奏者のテクニックを披露するために、様々な楽器で演奏されます。ヴァイオリン、トランペット、胡弓、エレキギター、チューバで演奏されたこともあります。
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リスト 超絶技巧練習曲第10番

クラシックピアニスト 近藤由貴による演奏です。あふれる才能を駆使した演奏は、聴き終わった後に安堵感と心からの満足感が得られます。

サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン

テクニックに脱帽です。クラシックピアノの有名演奏家は、アスリート並に鍛えているのではないでしょうか?音の美しさと表現力に脱帽です。
どんな有名ピアニストも、初めから超絶技巧曲がスラスラ弾けたわけではありません。どんな練習をすれば、ピアノの超絶技巧クラシック曲が弾きこなせるようになるのでしょうか?

左手は10倍!ピアノの練習をする

まずは片手でピアノ練習を行います。両手で弾きたいのをグッとこらえて、片手で練習してください。コツは、利き手とは逆の手を鍛えることです。 ほとんど人は右利きなので、どうしても左手はコントロールが甘くなりがちです。超絶技巧曲は、左手がしっかりと正確にリズムを刻むことがポイントです。 左手は、右手の10倍練習しても足りません。

絶対必要な部分練習

いつもつっかえる、ミスする苦手なところ、誰にでもありますよね。ピアノの難しい曲では、どうしてもうまく指が動かない部分があります。だから、部分練習が必要なのです。
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上手く弾けない所は、弾いていても楽しくないから、練習したくありませんよね。思いのほか、忍耐が要ります。 けれども、部分練習こそが、ピアノで難しい曲を弾けるようになる第一歩なのです。だんだんと、そして確実に、指がスムーズに動くようになります。

フレーズにこだわる

ピアノのクラシック曲は、区切りを大事に扱うことで、格段に演奏が良くなります。腕の力をふっと抜いたり、手首を柔軟に使うと、フレーズに愛情が伝わります。
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では、フレーズはどのように見つければよいのでしょうか? フレーズは、楽譜に書かれているスラーと密接に関わっています。スラーがどこまでついているか、楽譜をよく見てください。 フレーズをしっかり意識することが、超絶技巧への第一歩です。

段階的に練習する

一番難しいところは、どのように練習したらいいのでしょうか? 最初から指を速く動かすのは、至難の技です。速いパッセージでも、まずは、ゆっくりゆっくり弾いてみましょう。
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ゆっくり弾けたら、今度は小さく弾きます。ゆっくりゆっくり、小さく小さく。しだいに、指の動きが良くなっていくのを実感できます。 それができたら今度は、フォルテでスタッカート、次は小さくのスタッカート。それもできたら、今度はフォルテでレガート、段階的に練習していきます。
難易度の低いピアノ練習から、無理なくだんだんと難易度を上げていくことで、いつのまにか速いパッセージが弾けるようになります。

メトロノームを活用する

メトロノームはゆっくりの速度から始めます。速いパッセージでも、初めはメトロノームを使って、ゆっくり演奏します。まずは、ゆっくり。でも、ミスなく完璧に美しく弾くことが目標です。
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ゆっくりでも完璧に美しく弾けるようになったら、メトロノームのメモリをひとつずつ上げていきましょう。 最近では、無料アプリなどのメトロノームもあります。上手に活用するといいですね。

楽譜を熟読する

もう、ピアノの難しい曲もだいぶ弾きこなせるようになってきたのではないでしょうか? 気を付けなければならないのは、上達すればするほど、自己流になってしまうことです。
初心に返って、今一度楽譜を熟読しましょう。速度・強弱・スラー・スタッカートなどのアーティキュレーションにも気を配ってください。楽譜には全部書いてあります。
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動画を撮る

さぁ、自分の演奏している姿を直視してください。 スマホでもビデオカメラでもいいので、録音だけではなく、ぜひ自分が演奏している姿を客観的に見て、聴いてみましょう。
いろいろなことを発見しませんか? 姿勢はいいですか?猫背になったりしていませんか? 自己流になっていませんか?楽譜に忠実に演奏できていますか?
ダメでいいんです。 下手なところ、苦手なところをまた一から練習しましょう。「超絶技巧曲、一日にしてならず」です。

手首を柔軟に

指だけで弾くのではなく、手首で弾くような弾き方をマスターしましょう。ポイントは、指をどこに置くかです。手首の動きをスムーズにするためには、5の指を少しピアノの蓋側で弾くようにして、1の指と5の指の弾く位置を少し変えると、手首をひねりやすくなり、動きが良くなります。
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跳躍は弧を描くようにする

跳躍する距離がかなりある場合は、真横に飛ぶより、弧を描く弾き方の方が勢いが付きます。飛ぶ前の音でしっかり踏み込んで、勢いよく飛ぶようにしてみましょう。その時、上に飛ぶと時間のロスになるので、次の音の方へ斜めに飛ぶと良いでしょう。跳躍は、反復練習をして手の感覚を掴むしかありません。
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超絶技巧曲はどうしても力が入ってしまいますが、力むと指と手首の動きが悪くなり、ミスが増えてしまいます。それまで順調に上達していたのに、急に失敗続きになった時は、たいてい力が入りすぎています。難しい曲だからこそ、力を抜くのがコツです。
超絶技巧の有名クラシックピアノ曲は、作曲家からのメッセージです。うっとり聴いて超絶技巧を堪能するのも良し、一歩でも近づけるように超絶技巧の練習に励むのも良しです。
簡単ではないからこそ、難しい曲が仕上がった時の満足感や達成感は、素晴らしいです。ぜひ、チャレンジしてみてください。