内出血とは？
唇は、初対面の第一印象を左右することもある大切な部位。何かの拍子に内出血したら、「早く治す方法が知りたい」と思いますよね？ 唇はなにかと目立つパーツなので、他人の目線が気になるものです。
引用: http://img-cdn.jg.jugem.jp/e7a/162625/20100629_898584.jpg
そもそも内出血とは、体の内側で出血している状態で、表面には血が出てこない症状をいいます。内出血が起こった直後は、赤みを帯びた色をしていますが、時間が経つごとに、青っぽくなり、やがて目立たない色へとなっていきます。軽いものなら何日かで治りますし、ちょっと痛々しいものも1ヶ月もすれば治ることが大半です。
内出血は唇以外でも起こりますが、唇は特に皮膚が薄いため、血が出やすい部分といえますね。
唇が内出血する原因
唇から血が出ることはあっても、内出血することはあまりないですよね？ レアケースだからこそあせるし、早く治す方法が知りたいと思います。ですが、なぜ内出血したのかを知っておかないと対処の方法も誤る可能性があるものです。まずは内出血が起こり得る原因について確認してみましょう。
唇が内出血する原因1 かみ癖
唇が内出血するというとき、案外自分で唇をかんで原因をつくっているということは珍しくないものです。唇をかむ癖は、単純に癖のひと言で片付けてしまうこともできますが、もとを辿るとそこにもさまざまな原因があります。
たとえば、ストレスが原因でかみ癖がつくこともあり、上手くいかないときなどに無意識に唇をかんでいることがあるものです。他には疲れが溜まっていると口の動作がおぼつかなくなり、唇をかんでしまうこともあります。緊張を解きほぐす意味でかむ人もいるので、一言でかみ癖といってもその原因は奥深いです。
唇が内出血する原因2 接触
ケンカをして相手に殴られたなどの理由があれば、内出血の原因も明らかです。唇の内出血も場所が違うだけで、手や足にできる内出血とできる仕組みは同じになります。サッカーやバレーなどで思い切りぶつかり、唇を痛めれば、内出血ができることもあるものです。
唇が内出血する原因3 病気
深刻な内出血の原因としては、病気の感染があります。難病とされる「突発性血小板減少性紫斑病」にかかると体内の血小板の数が減り、血が固まりにくくなるため、内出血のリスクも高まるとされています。
これが内出血でなく、口の端が切れて血が出たといった症状であれば、「カンジダ」が原因ということもあるものです。カンジダはカビの仲間で、唇を頻繁になめて湿らすなど湿気の多い状態にしていると発症しやすくなるウィルス。唇が炎症して、血が出ることもあります。
唇が内出血する原因4 キス
恋人とキスをすることでも唇が内出血することがあるもの。相手の唇を強めに吸うなど、やり過ぎると内出血が起こることもあります。また、口内をケガしていたり、キスをしたりすることで病原菌が入り、炎症を引き起こすリスクもあるものです。
唇が内出血する原因5 ヒアルロン酸注入後
美容整形などでヒアルロン酸を唇に注入した後も、内出血が起こる原因となるもの。ヒアルロン酸を唇に入れると、女性らしいふっくらとした雰囲気になり、ハリも出てきます。治療後もほとんど痛みや腫れがないので、理想的な口元をつくるのにおすすめといえるかもしれませんが、まれに内出血や腫れといった症状が出ることもあります。
どんなに有名なクリニックであっても、副作用のリスクがゼロということはまず無いため内出血も起こり得るのです。ヒアルロン酸の内出血は、1週間もすれば治っていくとされますが、ここ数日でヒアルロン酸を注入したのであれば内出血の原因となってもおかしくありません。
唇が内出血する原因6 乾燥
内出血とは少し違いますが、唇が炎症したり、口角から出血したりするのであれば、乾燥が原因と考えられます。唇が乾燥すると赤っぽくなり、出血や痛みが生じることもあるものです。下手にリップを塗ると症状が悪化することもあるので、対応は慎重にするのがおすすめです。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法
気になる内出血は、早く治す方法が知りたいと思うのも当たり前。内出血は放置していてもそのうち治りますが、積極的にケアをしてあげると治りも早くなります。ここでは内出血を早く治すおすすめの方法についてまとめたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法1 冷却
早く治す方法として最もベーシックなのが、唇を冷却するということ。筋肉などもそうですが炎症が起こったあとというのは、熱を持った状態がしばらく続くものです。内出血も同様で、唇が内出血しているときはその部分を冷やしてあげるのがおすすめとされます。
患部を冷却するときのコツは、直接氷などを当てないこと。直に唇を冷やしてしまうと、症状を悪化させてしまうことがあります。冷却するときは必ずタオルに氷を包むなど対策するようにしましょう。
また、冷やし過ぎも良くないとされるので、1回15分程度をこまめに何回か行うようにします。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法2 温める
内出血や炎症の熱は、だいたい2〜3日で引くとされ、それ以降は唇を保温するようにします。冷却からスタートして、温めまでやることで早く治すことにつながります。
やり方は簡単で、唇に温めたタオルを置いて安静にしていればOKです。保温のコツは、タオルの温度を熱くしすぎないこと。触ったときに少し温かみを感じれば十分です。冷却と同じく、長時間温めると状況を悪くすることになるので、ほどよい時間で終わらせるようにしましょう。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法3 むやみに触らない
ケガをすると経過が気になるので、つい触ったり、いじったりしたくなるものですが、早く治すのであれば極力触らないのがおすすめです。内出血箇所に触れるのは、ケアするときだけにしましょう。
基本的に内出血は自然治癒で治るケガなので、無理に冷却・保温をしなくても問題ありません。むしろ間違ったやり方で処置すれば、治りが遅くなることもあります。なるべく患部は、むやみに触らないのがおすすめです。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法4 バランスのいい食生活
炎症や内出血をおさえるために、バランスのいい食事を心がけることも大切。唇だけでなく、肌全体のトラブルは不摂生な生活や食事からきていることも珍しくないものです。コンビニの弁当や外食が多い生活を送っていると栄養も偏ってきます。
健康な皮膚を維持するには、ビタミンB群やビタミンAなどを摂るのがおすすめ。納豆などの大豆食品や、魚介類、乳製品などを積極的に食べるようにすると必要な栄養素を補給することができます。内出血を早く治すのであれば、毎日のメニューにぜひ加えてみるといいでしょう。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法5 うるおいケア
空気の乾燥などによる唇のうるおい不足も炎症を引き起こすので、リップなどを塗ってケアしていきましょう。リップは刺激の少ない成分のものを選ぶようにして、メンソール系は避けたいものです。乾燥対策としては、マスクをして加湿効果を高めるのも有効といえます。
唇の内出血を早く治すおすすめの方法6 薬の利用
気になる内出血を早く治すのであれば、薬を使うことも考えてみてはいかがでしょうか？ ヘパリン系のぬり薬は、人の組織細胞に近い成分が配合されているので、特に効き目があるといわれています。ですが、唇に使えるかどうかは商品によっても異なるので、購入前はしっかりと確認することをおすすめします。
まとめ
唇の内出血は、ストレスや衝突によって起こることがあるもの。その中でもかみ癖は最も多い原因とされています。早く治す方法としては、冷却・保温がありますが、確実なのはやはり病院に行くことといえますね。内出血は時間の経過とともに、自然とよくなりますが、早急に治したいということであれば、病院で薬を処方してもらうのも有効です。
