最近人気の髪色が、シルバーグレーです。シルバーグレーとはどのような色かというと、名前の通りシルバーとグレーが合わさった色ですね。シルバーのようにキラキラしすぎず、グレーのくすみ感が合わさった色と言えるでしょう。ぱっと見るときれいに染め上げられた白髪に見えるかもしれません。そんな髪色、シルバーグレーがなぜ人気なのか理由について解説していきます。

シルバーグレーは、メラニン色素の多い日本人にとって、とても難しい色と言えます。日本人の大体は黒やブラウン系の髪の人が多く、髪の色を抜くと大体が茶色かイエローになっていきますよね。そのため、体質的に日本人にはありえない髪色である「シルバーグレー」に憧れる人もいます。

シルバーグレーの髪色にするためには、まず日本人の髪に入っているメラニン色素を抜いていく必要があります。つまり、ブリーチを繰り返して、茶色や黄色をできるだけ脱色していかなければなりません。

ブリーチというとやはり髪が痛むのを気にしてやらない人も多いため、シルバーグレーの髪色をやっている人が必然的に少なくなるのです。他とは違う髪色にしたい人にとっては、個性的なおしゃれを楽しむためにもいいかもしれませんね。

前述の通り、シルバーグレーの髪色を作るためには、ブリーチを繰り返して髪に残ったメラニン色素を抜いていかなければなりません。少しでも色素が残っていると、きれいなシルバーグレーにならないからです。黒い髪の人がブリーチを行うと、茶色、赤、黄色、のような順番でどんどん色が明るくなっていきますが、シルバーグレーにするためには、ほとんど白の状態まで近づける必要があるのです。

では、ブリーチを何回すれば理想のシルバーグレーに近づくのかというと5〜6回です。最低でもこの回数ブリーチを行わなければ、きれいなシルバーグレーにはならないのですね。ただし、もともと髪が細く柔らかい人や太く硬い人。この違いでも回数が前後しますので、目安として覚えておきましょう。

もう一つ気になるのが、美容室でシルバーグレーの髪色をオーダーした時の価格ですよね。これもその人の髪質やブリーチの回数によって前後しますが、ブリーチを6回行った後にシルバーグレーの髪色に染めるのを想定したら、大体30,000円弱になります。

シルバーグレーの髪色はセルフでできるのでしょうか？確かに、1回のカラーリングで30,000円弱は痛い出費ですので、なるべく自分でブリーチをしたいという人もいるかもしれません。ただし、セルフでブリーチをする際は、ムラになりやすいので注意が必要です。

もしセルフでブリーチを行うのでしたら、ムラになりにくいように短時間でさっとたっぷり塗るのがオススメです。

また、色の抜けづらいブリーチを使うと、それだけでもムラになりやすくなります。どうせ使うのでしたら、色が抜けやすいホワイトブリーチなどを使うのが良いでしょう。

シルバーグレーの髪色にするといっても、様々な方法があります。ここでは、おすすめのシルバーグレーの取り入れ方を見ていきましょう。

まずおすすめのシルバーグレーのの取り入れ方は、他のポイントカラーと合わせることです。暗めの髪にポイントカラーを入れると、本来のカラーが上手く引き出せなかったりします。しかし、シルバーグレーは髪の色素を抜いていて色んなカラーが入りやすいので、ポイントカラーを楽しむのにもうってつけです。

インナーカラーとは、髪の内側に入れるカラーのことです。外側にシルバーグレーを入れ、インナーを同じグレー系のアッシュにすることで、コントラストができて自然な外国人風の髪色が楽しめますよ。

また逆に、シルバーグレーをインナーカラーとして使うのもオススメです。ヘアアレンジによっては、様々なスタイルを楽しめますね。

シルバーグレーにするためには、5〜6回のブリーチが必要ですので、やはり大きなダメージが心配ですね。そんな人におすすめなのが、ハイライトとしてシルバーグレーを取り入れる方法です。ほとんどの髪は暗めの色になっていますので、ダメージも最小限に抑えられます。ハイライトは、髪全体に立体感を作ってくれておしゃれに見えますのでオススメです。

ハイライトと同様に、髪のダメージが気になる人におすすめなのが、毛先にのみワンポイントでシルバーグレーを入れる方法です。全体的にはお好きなカラーを楽しんで、毛先にのみブリーチをしてシルバーグレーを入れるとおしゃれです。特にシルバーグレーを初めて挑戦する人で、まずは色味を試してみたいときにもおすすめの方法ですよ。

髪全体にブリーチをかけて、全体にシルバーグレーを取り入れる方法もあります。とにかく髪色が全体的に変わるのでイメージががらりと変わり、イメチェンしたい人にもおすすめですよ。透明感があって、他とは違う髪のおしゃれが楽しめます。

シルバーグレーに限りませんが、カラーリングをした後に気になるのが色落ちですよね。特にシャンプーをするたびに色落ちして、せっかくの髪色が汚くなってしまったということもあります。ここでは、色落ちを遅くしてカラーの持ちを良くするための方法を見ていきます。

最近では、髪のダメージを補修して、カラーリングの持ちも良くしてくれるシャンプーやトリートメントが多く販売されています。美容室御用達のシャンプーが特におすすめですが、市販のシャンプーでもカラーの持ちを良くしてくれるものがありますので、チェックしてみましょう。

カラーリングが色落ちしてしまうのには、やはり髪のダメージや乾燥が影響しているようです。それらを阻止するためには、ぜひ定期的に髪のスペシャルケアを行いましょう。特に人気なのが、ジャータイプのパッケージに入っているヘアパックやヘアトリートメントです。

トリートメントをたっぷりと馴染ませたら、なるべく蒸しタオルやシャワーキャップ等で密封してあげると、より成分が浸透するのでおすすめです。

スペシャルケアのほかに、定期的に行っていただきたいのが洗い流さないトリートメントです。アウトバストリートメントと言われており、お風呂上がりのドライヤー前の上につけたり、お出かけ前につけるのがおすすめ。

ドライヤーやヘアアイロンの熱、そして日中だと紫外線などが髪にダメージを与え、より色落ちを早めてしまう原因になります。そのような原因を作らないためにも、洗い流せないトリートメントも活用しましょう。

シルバーグレーの髪色が人気の理由やおすすめの取り入れ方、髪色を長持ちさせるための方法などをご紹介してきました。シルバーグレーは、難しいカラーだからこそ、おしゃれに敏感な人には人気です。シルバーグレーの髪色で、素敵にイメチェンしてみましょう。